釜山市立美術館

長崎県美術館は、2008年に韓国・釜山市立美術館と交流を開始して以来、これまで数多くの協働事業を実施しています。
教育普及プログラムにおいて制作された子どもたちの作品による展覧会、両館がそれぞれ推薦するアーティストを講師として相互に派遣し合い実施するワークショップ、更に所蔵品交換展などを実現し、日韓の芸術文化交流と次世代交流人材の育成に資する活動を積み重ねてきました。

活動実績

2008年　釜山市立美術館、長崎県美術館の二館会議で今後の両館交流事業の指針を確認

2009年 「明日を拓く日韓こども美術交流展実行委員会」発足

• 長崎県、長崎県美術館を主体として、長崎県・釜山市の子どもの美術交流を推進することを目的に設立。

第１回　明日を拓く日韓こども美術交流展

内容

• 展覧会：長崎県美術館と釜山市立美術館両館の教育普及事業の歩みを紹介。その過程で作られた長崎と釜山両地域の子どもたちの作品を両美術館で展示。長崎県美術館入場者数：1267人。
• 長崎会場ワークショップ「みんなでつくる楽しい絵のワークショップ“布団をかぶってコソコソ”」（対象：長崎県下小学生84人。講師：チェ・スンヒ/美術家）

2010年　第２回　明日を拓く日韓こども美術交流展

内容

• 展覧会：長崎県美術館と釜山市立美術館両館の教育普及事業の歩みを紹介。その過程で作られた長崎と釜山両地域の子どもたちの作品を両美術館で交換して展示。
  長崎県美術館入場者数632人。
• 長崎会場ワークショップ「私のともだちを紹介します」（対象：長崎県下小学生71人。講師：キム・ジョンジュ/美術家）

2011年　釜山市立美術館と長崎県美術館の相互交流に関する協定書締結（2011年3月17日）

第３回　明日を拓く日韓こども美術交流展

内容

• 展覧会：長崎と釜山両地域の子どもたちの作品を両美術館で合同展示。
• 長崎会場ワークショップ「ビニールカンバスに描く私の未来」（講師：イ・ウクサン/オープンスペース船チーフエデュケーター）
• 釜山会場ワークショップ「マリーニ＊モンティーニとつくる　ぼくとわたしの美術館」（講師：marini＊monteany/イラストレーター）　

2012年 「明日を拓く日韓こども美術交流展実行委員会」 から「日韓文化交流事業実行委員会」に名称変更

• 長崎県・釜山市の文化交流を促進し、日韓の相互理解及び友好関係の更なる深化を図ることを目的に事業を拡大。
• 長崎県、長崎県教育委員会、長崎県美術館の各団体より委員が参画。

第４回　明日を拓く日韓こども美術交流展

内容

• 展覧会：長崎と釜山両地域の子どもたちの作品を両美術館で交換して展示。
• 長崎会場ワークショップ「美術館に水族館をつくろう！」（講師：ジン・ヨンソプ/アートファクトリーイン多大浦代表）
• 釜山会場ワークショップ「鏡の髪型ー鏡よ鏡よー自分の鏡の髪型をつくろう」（講師：清水久和/S&O DESIGN株式会社代表）
• 長崎・壱岐・釜山の３点同時中継による遠隔授業プログラム（対象：壱岐市立郷ノ浦中学校1年生99人、釜山市ハンパダ中学校2年生96人）

2013年　長崎県美術館と釜山市立美術館を核とした日韓文化交流事業

内容

• 展覧会「長崎県美術館所蔵品展　スペイン/長崎」（会場：釜山市立美術館、観覧者数：79,487人、出品点数：183点）
• 長崎会場ワークショップ「コミュニティアートの体験（対象：長崎県下教職員26人）」
  （講師：ジン・ヨンソプ/アートファクトリーイン多大浦代表）
  長崎会場ワークショップ「みんなで魚をつくろう！（対象：長崎市内中学生80人）」
  （講師：ジン・ヨンソプ/アートファクトリーイン多大浦代表）

• 釜山会場ワークショップ「山本二三の“雲を描こう！」（対象：釜山市内中学生39人、釜山市内美術系高校生36人。講師：山本二三/アニメーション美術監督）
• 長崎・壱岐・釜山の３点同時中継による遠隔授業プログラム（対象：壱岐市立郷ノ浦中学校1年生105人、釜山市ハンパダ中学校2年生94人）

2014年　長崎県美術館と釜山市立美術館を核とした日韓文化交流事業

内容

• 展覧会「釜山市立美術館所蔵品展『路地に建てられた都市＿釜山』」（会場：長崎県美術館、観覧者数：9,484人、出品点数：17点）
• 長崎会場ワークショップ「写真家キムさんと一緒に路地裏探訪」（対象：長崎県下小・中学生57人。講師：キム・ホンヒ/写真家）
• 釜山会場ワークショップ「観察力を鍛えよう」（対象：釜山市内小学生、高校生49人。講師：城谷耕生/デザイナー）
• 長崎・南島原・釜山の３点同時中継による遠隔授業プログラム（対象：南島原市有家小学校83人、釜山市ケグン初等学校106人）　

2015年　長崎県美術館と釜山市立美術館を核とした日韓文化交流事業

内容

• 釜山会場ワークショップ「美術館の生き物発見！」（対象：釜山市内小学生31人。講師：烏山秀直/美術家）
• 長崎会場ワークショップ「ソッテをつくろう」（対象：長崎県下中学生22人。講師：パク・デフン/美術家）
• 長崎・南島原・釜山の3点同時中継による遠隔授業プログラム（対象：南島原市加津佐小学校５、６年生65人、釜山市ドンネ小学校6年生30人）

2016年　長崎県美術館と釜山市立美術館を核とした日韓文化交流事業

内容

• 長崎県美術館・長崎市遠隔地・釜山市立美術館の3点同時中継による遠隔授業プログラム（対象：長崎市立野母崎中学校2年生24人、釜山市パンソン中学校1～3年生29人）
• 長崎県博物館協会総会特別講演会（講演者：キム・ヨンスン/釜山市立美術館長※2016年当時、対象：長崎県内博物館相当施設の館長等28人）

2017年　長崎県美術館と釜山市立美術館を核とした日韓文化交流事業

内容

• 釜山会場ワークショップ「デザインのトレーニング」（対象：釜山市内在住の小学生4～6年生29人。講師：城谷耕生/デザイナー）
• 長崎会場ワークショップ「パクさんとプチカメラマン体験」（対象：子どもから大人まで187人。講師：パク・エリア/写真家）

2018年　長崎県美術館と釜山市立美術館を核とした日韓文化交流事業

内容

• 釜山会場ワークショップ「私と似た私」（対象：釜山市内在住の小学生42人。講師：marini＊monteany/イラストレーター）
• 長崎会場ワークショップ「イ・ジュンソプと夢見る子どもたち」（対象：長崎県下小中学生33人。講師：キム・ダナ、イ・ミヨン、ソン・ヒョナ/釜山市立美術館職員）
• 長崎県遠隔地中学校と釜山市立美術館の2点を繋いでの遠隔授業（対象：長崎県壱岐市立勝本中学校3年生46人、釜山市チェソン中学校2年生41人）

2019年　長崎県美術館と釜山市立美術館を核とした日韓文化交流事業

内容

• 釜山会場ワークショップ「マスキングテープでつくるまち」（対象：釜山市内の小学生25人。講師：波多野慎二/美術家・活水高等学校中学校美術教諭）
• 長崎会場ワークショップ「私の中の私」（対象：長崎県下中学生25人。講師：イ・ドングン/写真家）

2021年　日韓美術館の協働によるオンライン・アクティブラーニング活動に基づく芸術文化交流と次世代交流人材の育成

内容

遠隔授業「高校生が選んだ『とっておき』の対馬と釜山の風景」
（対象：長崎県立対馬高等学校2年生29名、釜山情報観光高等学校1年生20名。協力：山本二三/アニメーション美術監督・背景画家）