スペイン国立プラド美術館

2004年11月3日 プラド美術館との交流が決定

財団法人長崎ミュージアム振興財団(当時)は、2004年11月3日、スペイン国立プラド美術館運営評議会と「芸術作品の研究」や「専門家の交流」について、友好的な協力関係を推進するための覚書を交わしました。
この覚書は、須磨コレクションをはじめとする、国内有数のスペイン美術コレクションを有する長崎県美術館の開館にあたり、スペイン、フランスの美術館や文化交流関係者との交流と文化交流の基礎づくりを目的とした「長崎県欧州美術館調査訪問団(2004年10月29日~11月5日)」が、スペイン国立プラド美術館を訪問し実現しました。
覚書では、芸術作品の研究及び修復、保存、教育、新技術の導入の分野に関する専門家の交流について具体的な協力関係を始めることとし、それにより、美術館に関するすべての領域における両機関の協力を促進することで合意しています。
2008年1月23日 交流内容が決定

2008年1月23日、 当館館長・米田耕司と同学芸員・福満葉子が、プラド美術館を訪問し、副館長のガブリエレ・フィナルディ氏と面会。フィナルディ氏を通じて、金子理事長からの親書をプラシッド・アランゴ理事長へ渡していただいた上で、長崎県美術館とプラド美術館の交流についての協議を行いました。
※肩書きはすべて当時のもの
協議内容
- 職員の派遣
- 作品の借用
- プラド美術館紹介コーナーの設置
- プラド美術館グッズの充実
「開館5周年記念 プラド美術館所蔵 エル・グレコ《聖母戴冠》特別展示」開催

会期:2010年4月23日(金)~10月24日(日)
※アイスランドの火山噴火の影響により実際の展示は4月24日から。
長崎県美術館開館5周年を記念して、日本でも高い人気を誇るスペインの画家、エル・グレコ(1541-1614)の《聖母戴冠》をプラド美術館から借用し、特別展示しました。
「プラド美術館所蔵 スペイン黄金世紀の静物画――ボデゴンの神秘」開催

会期:2015年4月23日(木)~7月26日(日)
17世紀のスペインでは、宗教画や肖像画だけでなく、静物画が独自の発展を遂げ、それらは一般に「ボデゴン」と呼ばれます。長崎県美術館開館10周年の節目に合わせ、プラド美術館からボデゴンの優品8点を借用し紹介しました。