「ながさきART TRIP」ーわたしだけの地図―  

2月4日(木)大浦小学校会議室と長崎県美術館アトリエをzoomでつないでオンライン授業を実施しました。今回授業に参加してくれたのは、大浦小学校5年生64名のみなさんです。大浦地区周辺の東山手付近、南山手付近や長崎港を題材に描かれた18点の美術館所蔵作品をピックアップし、作品観察や作品鑑賞をしながらグループごとにひとつの地図にまとめていきました。

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グループごとに1台のiPadを使用し、話す人は専用のマイクを使います。

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作品の細部を見たい時は上手に拡大して見ます。

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選んだ作品を地図上にレイアウトし、観察して気づいたことや感じたことはどんどん付箋に書き込んでいきます。

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そして完成した地図をもとに発表しあい、みんなの考えを共有します。

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最後は美術館学芸員から作品解説を聞き、さらに理解を深めます。

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完成した地図は、グループごとに選ばれた作品もテーマもさまざまです。

完成例を数点紹介します。

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                     題名「大浦居留地の魅力」

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                     題名「長崎昔マップ」

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                     題名「昔の静かな長崎」

最後は授業のふりかえりをし、感想を書いてもらいました。

・それぞれの絵によって技法が違うということがわかりました。たくさんの歴史がある大浦の町を守っていきたいなと思いました。絵をよく見ると描いた季節や時間がわかりました。私は「長崎港」と「南山手10番」の絵がいいなと思いました。

・大浦の町を昔の人も今の人も大切にしているとわかりました。100年も前の人がデザインした絵を私たちは目にしていたのがびっくりしました。この絵を描いた人がどんな人か見てみたいです。

・この学習をしていろいろな絵の魅力や技法などのことがよくわかりました。また鑑賞の視点などもよくわかりました。そして長崎のよさが前以上にわかりました。わたしは坂が多いのはきらいだったけど、今日の学習で坂も長崎の魅力なんだなあと思いました。

・長崎の大浦は、風景などとてもいい町だと改めて思いました。絵を描く人は時間や風景をわかりやすく描いていて、昔の大浦の絵が見られてとてもよかったです。もっと大浦を好きになりました。

・いろいろな絵を見たりして、いろんなことがわかったし、長崎のいいところをたくさん見つけられてよかったです。絵を鑑賞して、絵の中に入り込んで音やにおいを想像するのが楽しかったです。

嬉しいコメントがたくさんありました。

この授業を通していつも見ていた風景が違って見えたり、昔と今の風景を比較してみたり、自分たちの住む町の歴史の深さや魅力など作品鑑賞を通して改めて感じてくれたようです。

ご協力いただいたみなさま、ありがとうございました。

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