ワークショップ「わたしを発信!ZINEづくり」
11月26日(日)、現在開催中の企画展「浪漫の光芒―永見徳太郎と長崎の近代」の関連企画としてワークショップ「わたしを発信!ZINEづくり」を実施しました。永見徳太郎はかつてアーティストとして精力的に創作活動に励み、なかでも文筆家として戯曲集や長崎の美術史を本にまとめ出版していました。これにちなんで、今回はZINEという小冊子づくりに挑戦するワークショップを企画しました。
ZINEとは内容も形式も自由な手法で、個人または少数の有志が発行する小冊子のことをさします。
はじめに永見徳太郎が手がけた写真集や文学作品を展示室に観にいくことからスタートしました。


参加者の方々は、ZINEというものを初めて知ったという方が多く、まだなじみが薄いという印象でした。
そこで、ZINEがどういうものかサンプルをみてもらい、つくりたい内容やデザインの参考にしてもらいました。ZINEのサンプルは、長崎市にある「本屋ウニとスカッシュ」と佐賀の「makijaku製作室」が合同で開催したZINEの公募展に出品された作品をお借りすることができ、これらを中心に約100点近くの作品を会場に並べました。




勢ぞろいしたZINE作品に参加者の皆様もわくわくがとまらない様子。実際にZINEを制作されている川内太郎さんにも来ていただき、ご自身の作品について思いの丈を語っていただきました。
いよいよ制作スタート。制作時間は2時間程度と限られているため、ワークシートにマインドマップを書きこみ、書きたい内容のテーマを決め、材料を選んだら一気に作業にとりかかりました。






あっという間に時間が過ぎ、最後にお互いの作品の紹介をしました。1枚の紙を折りたたみ、好きな日本のことわざをちりばめたもの、これまで行ったランチの写真を日記のようにまとめたもの、飼っているネコの写真集、自分の余生についてまとめた終活ブックなどなど個性あふれるすてきなZINEがそろいました。自分のZINEについて紹介しながら語り合う時間も楽しく、人と人とをつなぐZINEの魅力にも触れることができました。


ご参加いただいた皆様、ご協力いただいた方々ありがとうございました!
企画展「浪漫の光芒―永見徳太郎と長崎の近代」は2024年1月8日(月・祝)まで開催中。
詳細はこちら→http://www.nagasakimuseum.jp/exhibition/archives/2452