作品展示のウラ側をみてみよう

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企画展示室で現在開催中の展覧会「くらべてみれば、みえるもの。―長崎県美術館コレクションから」。当館学芸員6名がそれぞれ設定したテーマでコレクション作品を紹介している展覧会です。

その展示作品の中から、最も大きな作品である富永直樹作《新田義貞公像》(上の写真)搬入の様子をお見せします。高さが4mもあり、大きすぎてそのままでは展示会場まで運ぶことができない本作品を、どのようにして展示室に入れたのでしょうか?その秘密を探ってみましょう!

この作品を保管している場所は、実は美術館ではなく、城栄町の作品保管庫(車で15分ほど離れた場所)にあります。

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義貞公の馬に乗り作業する日本通運の皆さん。日本通運の中でも、美術品輸送を専門にしているエキスパートの方々です。美術館はよくお世話になっています。

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パカッと分かれる義貞公と馬の首。

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馬の表情がなにかを語りかけているようにも見えます。

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次に胴体下をトラックへ移動。

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横から見た図。

この後無事に美術館に到着して、一番初めの写真の状態で展示されました。

因みにこの作品が飾られている部屋のテーマは「大きい/小さい」です。展覧会場には、この作品を小さくしたものも一緒に飾られています。

さて、この作品が展示されている「くらべてみれば、みえるもの。」展。「比べる」ことを通して見ると、同じ作品なのに全く違った見え方がしてくるからフシギです。

本展覧会は、9月22日(月)まで開催しています。

観覧料は、高校生以下無料!この機会にぜひご来館ください。

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