夏のみんなのアトリエ
8月17日(土)・18日(日)の2日間、美術館のアトリエで夏のワークショップを行いました。
今回は、夏休みの特別企画として、講師にオーストラリア人のクリエイターTim(ティム)さんをお招きして実施しました。Timさんは普段、オーストラリアのメルボルンで古い家屋から出てくる木材を再利用し、家具を作っています。サスティナブルな社会の実現を目指し、リユースやリサイクルをテーマにしたレクチャーやワークショップも行っている方です。
そんなTimさんと打ち合わせを重ね、今回のワークショップの材料はすべてリサイクルのものに。主にプラスティック、紙、木の3種類をベースに材料を用意したのですが、アトリエに長年蓄積された使い道のない材料や、他のイベント時に残った材料、また展覧会後に出てきた廃材、家庭から出てくるプラスティック類で構成しました。
2日間、子ども連れのご家族を中心に、本当に多くの方にご参加いただき、色々なリサイクル材料を自由に組み合わせた素晴らしい生きものの作品がたくさん誕生しました。
ノコギリで切ったり、金づちで釘を打ったり、ホットボンドを使ったり…子どもたちも果敢に挑戦していました。
一見ごみのようなものでも、つくり手にとっては「大事な材料」であり「宝物」のように感じられることがあります。そのような視点や気持ちを参加者のみなさんと共有できたことを、本当に嬉しく感じました。
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。