春の小箱をつくろう
3月7日に美術館のアトリエと、各家庭をZoomミーティングでつないでオンラインワークショップを行いました。
今回のワークショップでは、古くは室町時代から続く日本の伝統工芸『押し絵』を施した、手のひらサイズの小箱作りをしました。
箱の展開図を切り取り、組み立てる作業から、押し絵のモチーフを作る作業まで、みなさん真剣に取り組まれていました。
さて、どんな作品ができたか見てみましょう。

こちらは桃の花のモチーフを二つ重ねて作ってくださいました。おしゃれなお菓子入れとして活用してくださっています。

こちらは桃のモチーフです。ひょうたん柄の古布が素敵なアクセントになっています。

こちらの桃はオレンジと黄色の、とてもさわやかな色の組み合わせです。同じ型紙でも色の組み合わせだけで印象が大きく変わりますね。

鮮やかなピンクの絞り染めの古布を使った桃の花です。今回最年少の方でしたが、とても上手にできています。

こちらの桃は黄色い蝶が右下に顔を出しています。柄を上手に使うのも押し絵の楽しさの一つですね。
今回は手軽に手に入る無地のちりめんや、美術館アートボランティアから募ったユニークな柄の着物端切れまで様々な素材を使ってみました。
みなさんのおうちに眠っている端切れでも活用できますので、ぜひオリジナルの押絵に挑戦してみてくださいね。
今回のワークショップは各回5組という限られた人数ではありましたが 、ワークショップによく参加される方から初めての方まで、一緒に楽しい時間を共有することができました。
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
また美術館では引き続き、このようなイベントを定期的に開催していきますのでどなたでもお気軽にご参加ください。