きのこ家奮闘記
こちら長崎では、冬を彩る一大風物詩「長崎ランタンフェスティバル」がいよいよ始まります
街中が極彩色のランタンで彩られ、それはもう美しく光り輝きロマンチックです
(2010長崎ランタンフェスティバル 2/14~2/18)
そんな素敵なお祭りにあわせて、美術館でも手作りランタンを展示中です。
共同制作作品「長崎ランタンフェスティバル 巨大ランプ『きのこ家(け)』」展示
日時
1月24日(日)~2月28日(日)
会場
エントランスロビー
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今回は、この「きのこ家(け)」づくりで、子ども達と、子ども達を支えてくれたボランティアさんの奮闘ぶりにもスポットをあててご紹介します
「おっきなランプを皆で作ろう!どんなランプがいいと思う?」
こどもアートクラブの合間に、子ども達でアイディアを出し合いました。ちょうどオルセー美術館展があっている時だったので、「植物」をモチーフに考えることにしました。
大木の形・・・お花の形
・・・果物の形
・・・
思い描くだけでワクワクするアイディアがたくさん生まれました。
話すうちに、お家の形にすることが決まり、お家の形にするなら・・・と「きのこ」をモチーフにすることになりました。
次の回に集まった時には、「きのこの家はどんな家?」と更に構想を練りました。
アートクラブ中、たびたび行われた作戦会議
子ども達の素敵な構想を実現する為に、とりあえず大人にバトンタッチ
開館以来、教育普及・生涯学習事業の様々なプログラムを支え続けて頂いているボランティアの皆さんです。
「2階だてはさすがに難しいのでは・・・」「せめてアトリエの扉から出せる大きさに・・・
」
と大人な見解を出して頂きつつも、目は少年の様に輝きながら、相談に快く乗ってくださいました
設計図から模型まで!
小学生では難しい、硬い針金を使っての骨組み部分は、子ども達が次に来る前に大人達で作りました。
最初は「子どもが1人入れるぐらいの・・・」のはずだったランプも、みんなの夢をのせ、当初計画の1.5倍に
大きくなった分、安全第一で強度を保つのに悪戦苦闘
すっかり日が暮れても、どなたも音を上げず、「みんなを驚かせよう」と一丸となって頑張りました。
そして迎えたアートクラブ当日。
巨大な骨組みをみて「なんだかすごいものができそう!」とメンバーは仰天。
「窓はこことここにも!」「屋根、レインボーにしたい」と骨組みを前にしてさらに夢がひろがります
制作に取り組む子どもの集中力には大人も脱帽でした。
竹ひごでの骨組み・形作りの単調な作業も、もくもくとこなし、休憩を呼びかけても「休憩いらないです!」とみんな真剣でした
みんなの愛がたくさん詰まって出来上がった『きのこ家(け)』ランプ
細かいところまでアイディア満載です。昼みても夜みても綺麗です。
美術館にお立ち寄りの際には、ぜひお近くまで来てご覧下さい