東松照明展「町歩き」ツアーに行ってきました!
写真家・東松照明が日々撮影し制作した「町歩き」シリーズ。
その撮影地を当館学芸員とともにぶらりぶらりと散策するツアーが
11月7日(土)、15日(日)に開催され、長崎県美術館~中島川周辺を歩きました。
普段見慣れた景色や物も、写真家・東松の目からみれば、面白く、美しいものに変わります。
参加者はカメラ片手に、あるいは展覧会図録を片手に、「東松の目」を体験して、また長崎で新しい発見をしてきました。
寒空の中、美術館を出発し市民病院前から路面電車で賑橋へ。
少し歩いて眼鏡橋に到着。
身近にあるものも違う視点から見てみると、
「あっ、写真展にも同じものがあった!」と驚いたり・・。
「東松展の中にもこの橋から撮られたものがあるんですよ。」
と学芸員から撮影秘話を聞きながら、
てくてくと次の場所へ・・・。
眼鏡橋から歩いてすぐのところに、
またもや見たことある光景が・・・!
ということで現場まで降りて行ってみます。
「なるほど、この写真はこの角度から撮影しているのか!」
中島川周辺には展覧会で見たものがたくさんありました。
(上の写真は、「あの2番目の石が作品になっています。」と説明しているところです。)
後半のオプションツアーになると、「えっ!そこは人の家じゃ・・・。」
と思いきや、しっかりと道になっている
細い路地をクネクネと入り込んでいきます。
東松氏がカメラ片手にぶらりぶらりと歩いている様子が
頭に浮かんできます。
今にも壊れてしまいそうな家。
いつ頃建てられたのだろう・・。
いろいろと想像しながら眺める景色は、
どこか違う世界に迷い込んだような気分にさせてくれます。
長崎の魅力。
それは、何気ない身近なところに
ひっそりと隠れているように感じました。
11月29日(日)まで開催されている
「東松照明展 色相と肌触り 長崎」
を是非ご鑑賞下さい。