福祉研修を行いました!

様々な人たちの美術館利用促進のため、当館ボランティアを対象に
身体の不自由な方へのサポートの仕方を学ぶ福祉研修を行いました。
9月 3日 、15日、10月1日の全3回の研修でした。太陽

第1回は「視覚障害者への対応について・アイマスク体験等」。
講師は、長崎県子ども・女性・障害者支援センターの永井和子先生です。
写真は、手引き者の腕を持ちアイマスクをして館内の階段を上るところです。
手引きをする側は、どのようなサポートが必要なのか最初に本人に尋ねることが大切だそうです。
ボランティアさんも最初は不安そうにアイマスクをつけて歩いていましたが、
サポートするパートナーとの信頼関係が築けると、徐々に歩くスピードも速くなっていきました

第2回は「身体障害者への対応について・車いす体験」。
講師は、長崎県子ども・女性・障害者支援センターの小無田秀幸先生です。
写真は、運河沿いの坂道を車いすで上っているところです。
車いすを押す人が、次にどのような動作をするのか細かく説明することで、
乗っている人に安心感が生まれることがわかりました。太陽

第3回は「聴覚障害者への対応について」。
講師は、第1回で講義をしていただいた永井先生です。
写真は、触手話という聴覚だけでなく視覚に障害のある方にも
対応できるコミュニケーション方法の説明を受けている場面です。
聴覚が不自由な人に対して、声を大きくして話せば少しは聞こえると思っていましたが、
それは間違いで、まず聞こえる立ち位置を確認することが大事なのだそうです。
これまで蓄積された知識の中には、誤解している点があることも教わりました。
そういった間違った知識を改める良い機会ともなりました。太陽

全3回の研修で、体験を踏まえられたことが実践での対応にも繋がると思います。
コミュニケーションは、あくまで人間関係の確立のための手段で、
根幹に「伝えたい」「理解しよう」という気持ちがなければ成り立たないのものだと感じました。

永井先生と小無田先生の温かい人柄に引きつけられながら、充実した研修を受けることができまた。
先生方、本当にありがとうございました。太陽太陽太陽

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