連続レクチャー第7,8回コレクション・イン・フォーカスの報告です
コレクション展関連企画 連続レクチャー「コレクション・イン・フォーカス」第7回と第8回の様子をまとめてお届けします
第7回は、11 月30日(日)にありました
題目は「須磨彌吉郎と交友した画家たち ―グティエレス・ソラーナとバスケス・ディアスを中心に―」です。森園学芸員が講師を務めました
講座では、当館のスペイン美術コレクション:須磨コレクションの名前の由来となった須磨彌吉郎さんがスペイン滞在時代に出会った画家たちとの交流の様子を様々なエピソードとともに知ることができました
須磨さんは、戦前から戦中にかけて、特命全権公使としてスペインに赴任し、多くの文化人と交流するとともに、コレクターとしてたくさんの美術品を収集しました。森園学芸員の講話を聞きながら、スペインでの美術関係者との親交ぶりを資料や写真、作品中のモチーフなどから見ていく中で、須磨さんの美術を愛する気持ちを知ることができてたいへん興味深かったです
第8回は、12月14日(日)にありました
題目は「スペイン美術で辿るイエスとマリアの生涯」豊田学芸員が担当しました
講座では、当館にあるスペイン関係の宗教画や関連作家の作品を通して、聖書やその中のエピソードを知ることができました。
知っているようで意外と知らない聖書の中の様々なエピソード
イエスの超人性や聖母マリアの特殊性、神性について、作品に秘められた様々なエピソードが絵の中に描かれたモチーフを分析しながら分かりやすく語られました。
毎回のことですが、今回も、須磨コレクションやキリスト教に関わるエピソードなど、美術館職員でも意外と知らなかったようなトリビア
なエピソードをたくさん知ることができてとてもラッキー
でした
月に一度、当館学芸員が行う所蔵作品・作家についてのレクチャー「コレクション・イン・フォーカス」全11回。当日受付、聴講無料です。今後の予定について、詳しくはこちらをクリックしてください。