収蔵作品

長崎県美術館のコレクションについて

長崎県美術館は、2002年に老朽化のため閉館した長崎県立美術博物館(1965年開館)のコレクションの一部を引き継ぎ、2005年4月に開館しました。収集方針として(1)「長崎ゆかりの美術」、(2)「須磨コレクションを起点とするスペイン美術」、(3)「美術館にふさわしい優れた美術作品」の3つを掲げ、開館以降も精力的に収集を重ねています。収蔵作品数は約8,900点(2024年3月末時点、寄託作品を含む)にのぼります。特に15世紀から現代までに至るスペイン美術コレクションは、当館の最大の特色といえるでしょう。5つの部屋からなる常設展示室では、年間を通じてさまざまな切り口で作品を入れ替えながら当館のコレクションを紹介しています。

長崎ゆかりの美術

主に明治期以降における長崎県出身者による作品、長崎で制作された作品、長崎を主題とする作品など、何らかのかたちで長崎とのかかわりを持つ作品を「長崎ゆかりの美術」と位置づけ、収集、調査研究、展示などをおこなっています。油彩画、日本画、工芸、彫刻、版画、写真、映像など多様な作品の数々で構成されています。開館以来取り組んできた、長崎ゆかりの作家や美術動向の顕彰を目的とした「長崎の美術」シリーズは現在のところ第7弾を数えるに至ります。

須磨コレクションを起点とするスペイン美術

須磨コレクションとは、第二次世界大戦時に特命全権公使としてスペインに派遣された須磨彌吉郎(1892-1970)が現地で収集した作品群のこと。1970年にこれらのうち一部が長崎県に寄贈されたことを端緒とし、長崎県では1980年以降、須磨コレクションを核としてピカソ、ミロ、ダリといった20世紀美術の巨匠たちをはじめとするスペイン美術の収集をおこなってきました。当館でもこの方針を引き継いで収集を重ねており、東洋有数の規模を誇るスペイン美術コレクションが形成されています。

名品案内

当館コレクションの中から代表的な作品をご紹介します。

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