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第3回こどもアートクラブ

「カメラ・オブスキュラをつくろう」 

8月24日(土)第3回こどもアートクラブ「カメラ・オブスキュラをつくろう」を行いました。昔のヨーロッパの画家が作品を制作する際に使用していたと言われるカメラ・オブスキュラ。それと同じ原理で、かつ頭からかぶれるものをダンボールで制作しました。風景が平面になり、上下左右反転して映ることの不思議さや面白さを体験しました。子どもたちは、制作が進むにつれ面白くなってきたようで、最後は頭にかぶったまま終わりの挨拶をする参加者もいました。

夏のみんなのアトリエ


8月17日(土)・18日(日)の2日間、美術館のアトリエで夏のワークショップを行いました。
今回は、夏休みの特別企画として、講師にオーストラリア人のクリエイターTim(ティム)さんをお招きして実施しました。Timさんは普段、オーストラリアのメルボルンで古い家屋から出てくる木材を再利用し、家具を作っています。サスティナブルな社会の実現を目指し、リユースやリサイクルをテーマにしたレクチャーやワークショップも行っている方です。
そんなTimさんと打ち合わせを重ね、今回のワークショップの材料はすべてリサイクルのものに。主にプラスティック、紙、木の3種類をベースに材料を用意したのですが、アトリエに長年蓄積された使い道のない材料や、他のイベント時に残った材料、また展覧会後に出てきた廃材、家庭から出てくるプラスティック類で構成しました。
2日間、子ども連れのご家族を中心に、本当に多くの方にご参加いただき、色々なリサイクル材料を自由に組み合わせた素晴らしい生きものの作品がたくさん誕生しました。
ノコギリで切ったり、金づちで釘を打ったり、ホットボンドを使ったり…子どもたちも果敢に挑戦していました。 
一見ごみのようなものでも、つくり手にとっては「大事な材料」であり「宝物」のように感じられることがあります。そのような視点や気持ちを参加者のみなさんと共有できたことを、本当に嬉しく感じました。
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。

こどもアートクラブ


長崎県美術館では、小学1年生から6年生を対象に会員制の「こどもアートクラブ」を実施し、年間を通して美術館で活動をしています。 6月8日(土)第1回目の「こどもアートクラブ」では、オリエンテーションと表現プログラム「線のおさんぽ」を楽しんだのち、「奇蹟の芸術都市バルセロナ展」とコレクション展を鑑賞、また美術館の機能を知るためにバックヤードツアーを行いました。

 続いて7月13日(土)第2回目では、コレクション展を鑑賞したのち、オイルパステルの表現や、コラージュの表現に挑戦しました。はじめは少し緊張気味だった子どもたちも、回を重ねるごとに打ち解けあい、のびのびと表現を楽しみ、深く作品鑑賞をするようになってきました。年末まで全6回のプログラムですので、まだまだ活動は続きます。スタッフの私たちも楽しみです。このブログでも、少しずつ活動の様子をご報告していきたいと思います。

ほぼ津上さん、長崎いまむかし(1)いまもむかしも


8月3日(土)より常設展示室 第1・2室ではじまった津上みゆき展「View ― 人の風景」の関連企画として、ワークショップ「ほぼ津上さん、長崎いまむかし(1)いまもむかしも」を実施しました。

「ほぼ津上さん」とは、津上みゆきさんが日々風景と対峙し制作する過程を辿りながら、おのおのが長崎の風景と向き合う試みです。地形や地名、風景など…古地図を参考にしながら今と昔の長崎を見つめ、接点を発見しながら鉛筆を使って屋外でスケッチをするという内容でした。

「見えているものを見つめるために描く」ことを目的としたスケッチ。単に絵を描くだけでなく、描いた場所のことや日時、心に浮かんだ言葉などの文字も書き留めていきました。

ワークショップの終盤には、スケッチブックに描いたものを参加者全員で共有し、津上さんからコメントをいただく時間もありました。また、津上さんが普段使われている道具やスケッチまで見せていただき、参加者の皆さんも大満足だったようです。
ワークショップを通して、その後の作品鑑賞もより深まったのではないでしょうか。

津上みゆきさんによるワークショップ「ほぼ津上さん、長崎いまむかし(2)ここにある」は、9月16日(月・祝)に実施します。事前申込制、9月5日(木)必着ですので是非お申し込みください。
詳細はこちらから。
http://www.nagasaki-museum.jp/museumInet/sca/eveScheduleView.do?id=4151&command=education

バナーバッグチャリティー販売のご報告

8/4(日)のバナーバッグチャリティー販売は、251名の方にご来場いただき、おかげさまで盛況のうちに終えることが出来ました。
およそ2か月の準備期間を経て、当日、予定よりも多い約400個のバッグを販売したところ、開始2時間でほぼ完売しました。

売上と募金を合わせた465,208円は、 熊本地震被災文化財を含む国内の文化財保存修復を目的に「文化財保護・芸術研究助成財団」へ全額寄付致します。

ご協力いただき誠にありがとうございました。

8月4日(日)のチャリティー販売に向けて制作中のバナーバッグ。
夏らしい色合いのバッグが仕上がってきています。
その中からいくつかをご紹介します。

オリジナルバナーバッグチャリティー販売 in 長崎県美術館
8月4日(日)10:30~14:00
※売切れ次第終了

売上金は、熊本地震被災文化財を含む国内の文化財保存修復を目的に「文化財保護・芸術研究助成財団」へ全額寄付します。

価格:300円~2,500円前後
販売予定数:約300個

2019年7月6日(土)・7日(日)
第2回ウィークエンドミュージアム「ゆらきらデコレーション」を実施しました。

ゆらきらな透明フィルムをカンヴァスにして、描いたり貼ったり。半透明やキラキラした素材を使って、デコレーションを楽しみました。
七夕をイメージした部屋で飾ってみたり、窓辺に吊るしてみたり。
自由な発想の素敵な作品がたくさん仕上がりました。

次回のウィークエンドミュージアムは、8月31日(土)・9月1日(日)「おてがるプチ版画」です。みなさんのご参加をお待ちしております。

津上みゆき展関連企画
ワークショップ「ほぼ津上さん、長崎いまむかし」
8/3実施「いまもむかしも」参加者募集中 ※7/22(月)必着

2019年8月3日から常設展示室でスタートする「View―人の風景 津上みゆき展」の関連企画ワークショップ「ほぼ津上さん、長崎いまむかし」のお知らせ第1弾です。 

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今回、ワークショップ「いまもむかしも」で使用するスケッチブックは、津上さんも愛用されているモレスキンのもの(かつてゴッホやピカソ、ヘミングウェイが愛した伝説のノートといわれています)。また鉛筆は、滑らかな描き心地が印象的な月光荘画材店のものをご用意します。

絵を描くのが苦手という方も、ワークショップのはじめに津上さんがレクチャーしてくださるのでご安心ください。長崎のまちを歩いてスケッチして…素敵な時間になりそうです。
画家・津上みゆきさんと直接会ってコミュニケーションがとれるまたとない機会です。みなさんのご応募お待ちしております。

▼▼▼以下、ワークショップの詳細です。

「ほぼ津上さん」とは、津上みゆきさんが日々風景と対峙し制作する過程を辿りながら、おのおのが長崎の風景と向き合う試みです。港、出島、行きかう人々、見守る山々、ひとつの空、今も昔もここにある風景を見つめ、描きます。

ワークショップ「いまもむかしも」※事前申込制
地形や地名、風景など、今と昔の長崎を見つめ、接点を発見しながら鉛筆を使ってスケッチします。

会場:アトリエ、長崎県美術館周辺(小雨決行、荒天時は館内で実施)
講師:津上みゆき
対象:小学5年生以上~一般 ※小学生は保護者同伴
参加費:2,500円(モレスキンのスケッチブック・月光荘の鉛筆付き・保険料込)
定員:10名
申込締切:7月22日(月)必着

(申込方法)
参加希望の①ワークショップ名、参加者全員の②氏名(ふりがな) ③性別 ④年齢 ⑤郵便番号 ⑥住所 ⑦電話番号 ⑧生年月日(保険加入のため)を明記のうえ、ハガキまたはEメールでお申し込みください。

宛 先|〒850-0862 長崎市出島町2-1
    長崎県美術館「津上みゆき展ワークショップ」係
メール|workshop-01@nagasaki-museum.jp

※応募多数の場合は抽選となります。 
※結果は当選者にのみ、開催日の1週間前までに通知ハガキを発送いたします。

津上みゆき展「View ― 人の風景」
詳細はこちらから
http://www.nagasaki-museum.jp/permanent/archives/518

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《View, the passage of time, Nakashimagawa River, 1:10pm 8 Oct 18 / 2019》2019年(二枚一組 右側)、顔料・アクリル・その他/カンヴァス 撮影:三嶋一路

展覧会終了後に役目を終えたバナー(垂れ幕) をリサイクルして作るオリジナルバナーバッグ。 美術館アートボランティアを中心に、一つずつ手作りしています。 今年も活動がスタートし、販売日が決まりました。

オリジナルバナーバッグチャリティー販売 in 長崎県美術館
8月4日(日)10:30~14:00
※売切れ次第終了

売上金は、熊本地震被災文化財を含む国内の文化財保存修復を目的に「文化財保護・芸術研究助成財団」へ全額寄付します。

価格:300円~2,500円前後
販売予定数:約300個

どのようなデザインのバッグが仕上がっているか、このブログで時々ご紹介していきます。

2019年6月15日(土)・16日(日)
第1回ウィークエンドミュージアム「グリーティングカードをつくろう」を実施しました。
コラージュやスタンピングなどの技法を自由に組み合わせて、オリジナルのカードをつくりました。

 父の日や、友だちの誕生日カードを作る方、
作っているうちに誰にも送りたくなくなって自分のために作る方など。
みなさんそれぞれの目的に合わせた素敵なカードが完成しました。

 次回のウィークエンドミュージアムは、7月6日(土)・7日(日)「ゆらきらデコレーション」です。半透明の素材を使ってデコレーションします。みなさんのご参加をお待ちしております。
https://www.nagasaki-museum.jp/museumInet/sca/eveScheduleView.do?id=4141&command=education

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