ながさきけんびアートすごろく

子どもたちに、自宅で遊びながら美術作品に親しんでもらう機会を作りたい!との想いから、このたび当館の収蔵品画像を基にすごろくゲームを作ってみました。すごろくボードや作品カードをダウンロードして遊べます。
このゲームのマス目には、作品に関連したコメントが書いてありますので、遊びながら作品に対する知識などを深めることができます。
まずは次の説明をお読みください↓
①ながさきけんびアートすごろく あそびかた(A4サイズ×1枚)
http://www.nagasaki-museum.jp/image/flyer/sugoroku/sugoroku_manual.pdf

説明を読んでやってみたい!と思われた方は、次の②③からデータをダウンロードしてください↓
②ながさきけんびアートすごろくボード(A4サイズ×5枚)
http://www.nagasaki-museum.jp/image/flyer/sugoroku/artsugoroku.pdf

③作品カード(A4サイズ×5枚)
http://www.nagasaki-museum.jp/image/flyer/sugoroku/sugoroku_card.pdf

本すごろくゲームで使用している作品のリストはコチラをご覧ください↓
④ながさきけんびアートすごろく作品リスト(A4サイズ×2枚)
http://www.nagasaki-museum.jp/image/flyer/sugoroku/sugorokulist.pdf

さらに、サイコロから作りたいという方は以下のURLからどうぞ。
http://www.nagasaki-museum.jp/image/flyer/sugoroku/dice.pdf

このすごろくをやってみて、本物の作品を見てみたい!と思ったら、ぜひ当館に足をお運びください!(※5月6日まで臨時休館中となっております。開館情報については、当館ホームページにてご確認ください。)
2020年4月23日
おかげさまで、長崎県美術館は開館15周年を迎えました。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
2020こどもアートクラブ募集のお知らせ
2020年度長崎県美術館こどもアートクラブのメンバーを募集します!
こどもアートクラブとは?
小学1〜6年生を対象に、春から秋にかけて美術館で活動していきます。個人でつくるときもあれば、みんなで一緒にひとつのものをつくることもあります。全5回の活動で、さまざまなアート作品を鑑賞し、表現方法に出会うことができる内容です。みなさんのご応募、お待ちしております。

期間 2020年6月〜10月(全5回)
時間 各回10:15〜12:30(受付時間10:00〜10:15)
対象 小学1年生〜6年生
定員 20名
参加料 3,000円(全5回材料費)
申し込み締切 5月31日(日)必着
<申込方法>
参加者の①氏名(ふりがな)、②性別、③学年、④郵便番号、⑤住所、⑥電話番号、⑦保護者氏名、⑧応募動機や特記事項を明記のうえ、ハガキまたはEメールでお申し込みください。
〒850-0862 長崎市出島町2-1 長崎県美術館「2020こどもアートクラブ」係e-mail workshop-01@nagasaki-museum.jp
・応募多数の場合は抽選となります。
・結果は当選者にのみ、6月6日(土)までに通知ハガキを発送します。
・申し込み1通につき、参加者おひとり様のみ記入してください。
・兄弟姉妹で応募された場合も、当選された方のみのご参加となります。
<お問い合わせ>
長崎県美術館こどもアートクラブ係(教育普及・生涯学習)
TEL 095-833-2110
活動内容
「まなぶ・つくる・深める」をテーマに、こどもたちの自由で豊かな創造性を伸ばす活動を行います。
第1回
6/20(土)美術館たんけん!
内容:オリエンテーションの後、コレクション作品のアートカードを使ったゲームであそびます。また、ふだん入ることのできないバックヤードツアーも行います。
鑑賞:コレクション展
第2回
7/11(土)いろんな道具で描いてみよう
絵を描くための道具を自分で作ったり、ドイツの伝統的な紙染め技法「クライスターパピア」に挑戦したりします。
鑑賞:コレクション展(予定)
第3回
8/29(土)紋切りあそび
ゆかたの柄にも用いられている日本古来の伝統的な「紋切り」に触れ、好きな紋切り型を組み合わせて作品を作ります。
鑑賞:コレクション展(予定)
第4回
9/26(土)映像コラージュ
デジタル合成を使った映像表現に挑戦!完成したコラージュ作品は、大きなスクリーンで鑑賞します。
鑑賞:コレクション展(予定)
第5回
10/31(土)マンチャに挑戦
スペインの古典絵画技法「マンチャ(mancha)」に挑戦!木炭で描いたり指などでこすったりして、量感や存在感を表現してみます。
鑑賞:コレクション展(予定)
※内容は変更する場合がありますので、予めご了承ください。
きえるクイズに挑戦!

当館収蔵作品の画像を使い、時間の経過とともに、作品のある部分が消える映像クイズを作ってみました。どこが消えたか当てられるでしょうか?皆さん、ぜひ挑戦してみてください! ※上の画像は当館常設展示室風景です。
クイズの動画はこちらから!(約3分)↓
細かいところが変わるので、Youtubeにて画面をフルスクリーンかつ画質を上げて挑戦してみてくださいね。
みなさん、消えていくところは全てわかりましたか?答えは映像の最後のほうにあるので、よくわからなかった人は確認してみてくださいね。
実は、見ているつもりでも気づかないことがあり、しっかり見る(観察する)、または近くの人と気づいたことを話しながら見るのとでは、同じ「見る」でも見え方が変わることがあるのですね。
当館の収蔵作品は、常設展示室にて展示していますが、県内在住の中学生以下は入場無料です!今回の作品《フェルナンド7世の肖像》も、時期によって展示しています。ご家族で、またはお友達と一緒にぜひ本物を見に来てくださいね。(※2020年4月20日現在、当館は臨時休館中です。今後の開館館状況につきましては、当館ホームページhttps://www.nagasaki-museum.jp/にてご確認ください)
ちなみに当館では、スクールプログラムの中で「おしゃべり鑑賞」を行っています。これはPTAのレクリエーションでも利用可能ですので、こちらも機会がありましたらぜひご利用ください。(おしゃべり鑑賞http://www.nagasaki-museum.jp/school/kanshou.html)
紙の帽子 〜帽子デザイナーになろう!〜
長崎県美術館 教育普及・生涯学習チームでは、主に週末に様々な事業を企画していますが、この春はイベントやワークショップの代わりに、みなさんが家で過ごす時間をクリエイティブにもっと楽しくできるようなことを少しずつ提案していきたいと思います!既にいくつかブログに記事を掲載していますので、そちらもあわせてご覧くださいね。

さて、今回は色とりどりの紙やマスキングテープを使ってつくる「紙の帽子」をご紹介したいと思います。
「あたまの上にどんな帽子があったら素敵かな?」と考えながら、帽子のデザイナー気分で好きな色や素材を選んで自由に装飾しましょう。

<必要な材料・道具>
大判の紙(新聞紙やポスター)、のり、ハサミ、色紙やマスキングテープなど

<おねがい>ハサミを使うときには、保護者の方と一緒に作業してください。けがをしないように気をつけてね。
<作り方>
(1)大判の紙を使って折り紙の帽子をつくります。


こどもサイズ目安
・ポスターなどの場合…B3(364×515mm)サイズ程度
・新聞紙の場合…一頁分サイズの長方形から折り始めるとよいですよ。
(2)帽子に装飾を施していきます。

指先をうまく使って色紙を立体的にしたり、マスキングテープの色の重なりを生かしながらコラージュしたり、いろいろ工夫してみましょう。


途中で実際に被ってみて、鏡で確認しながらつくるとより立体的な帽子に仕上がります。

このような色とりどりの帽子をかぶると…気分も自然と明るくハッピーに!
5月5日こどもの日には、兜バージョンで帽子を作ってみるのもおススメです。
プログラムで動かす映像表現
近年よくプログラミング教育に関する話題を耳にするようになりましたが、アートの世界でもたくさんのクリエイターたちがプログラミングで作品を作っています。
当館事業の「ウィークエンドミュージアム」や「こどもアートクラブ」では、カメラで撮影した映像ではなく、「Processing」というツールでプログラムで動く映像を制作したことがあります。
Processing とは、MITメディアラボで開発された、電子アートとビジュアルデザインのためのプログラミング言語・統合開発環境です。

●ウィークエンドミュージアム「星のカーテンをつくろう!」

●こどもアートクラブ「みんなで映像作品をつくろう!」
この2つの映像は一から作っているのではなく、Processing のサンプルプログラムを基に動きや色を変えています。どんなことをしているのか、その裏側を少しだけご紹介します。
これは、Webブラウザで動くProcessingの派生プロジェクト p5.js の画面です。
このようにたくさんの文字や数値で映像を動かしています。

サンプルプログラムの「Bouncy Bubbles」を動かしてみると、このように泡に見立てた白い丸が画面を跳ねまわります。

プログラム中の「let numBalls = 13;」の「13」を「80」に書き換えると、80個の泡が画面にひしめき合います。

泡の大きさも自由に変えることが出来ます。
「random(30, 70);」という箇所の数値を「random(10, 100);」に書き換えると、小さい数字は小さくなし、大きい数字は大きくなります。

色も数値を書き換えることができます。
色々な方法がありますが、色相(Hue)を使うと360度の円で色を表せます。

例えば、泡を黄色に変えたいときは、色相の値を「60」に。
背景色を変えたいときは、背景の色相を「20」にするとオレンジ色に変わります。


いかがでしたでしょうか?
冒頭で紹介したワークショップの映像は、このようにプログラム中の数値を調整して色や形、動きを作っています。
興味のある皆さんは、ぜひ調べてみてくださいね!
紙コップでクリエイティブな1日を!その③

今日はサボニウス形風車を紹介します。
■サボニウス形風車
一般的にはあまりなじみがないですが、垂直軸風車と呼ばれるものです。
細かく言えば、紙コップの上の方はS字形で、底の方がサボニウス形なので、
ハイブリッド風車と言えるかもしれません。
<必要な材料・道具>
・紙コップ・ストロー(穴の大きさが小さいもの)・串・ハサミ
・ステープラ(ホチキス)
<作り方>

1.串を使い、紙コップの底の真ん中にストローを通す穴を開けます。


2.串を底に通した状態で、グリグリ回して用意したストローの穴の大きさより少し小さいぐらいの穴の大きさにします。ストローが少し穴に引っかかりながら通り抜けるかな~ぐらいがベスト。

3.紙コップを飲み口のほうから2か所、縦に2等分になるよう、底の方まで切り込みを入れます。
4.1で開けた穴にストローを通します。ストローが紙コップより長くなるようにします。



5.紙コップの飲み口のほうを、S字の形になるようにし、その間にストローを通したまま、ストローの両側をステープラでとめます。
6.ストローの中に串を通します。ストローが紙コップに挟まれてつぶれないよう調整してください。

7.完成。プロペラ形風車と違い、風があればタテにしてもヨコにしても回ります。
以上、3回連続で紙コップを使って簡単にできるものを紹介させていただきました。他にも紙コップを使った工作はたくさんありますので、いろいろ調べてトライしてみてくださいね!
紙コップでクリエイティブな1日を!その②
前回に引き続き紙コップで簡単にできる工作のアイデアを紹介します。
■プロペラ形風車
<必要な材料・道具>
・紙コップ・ストロー(穴の大きさが小さいもの)・串・ハサミ
<おねがい>
ハサミやカッターなどの刃物を使うときは、保護者の方と一緒に作業をしてください。けがをしないように気をつけてくださいね。
<作り方>

1.串を使い、紙コップの底の真ん中にストローを通す穴を開けます。

2.串を穴に通した状態で、グリグリ回してストローの穴より少し小さいぐらいの大きさにします。ストローが少し穴に引っかかりながら通り抜けるぐらいがベスト。

3.ちょうどストローが通ったらOK。

4.紙コップを飲み口のほうから底のほうに向けて4~6等分になるように切れ目をいれます。

5.それぞれ30度くらいの角度をつけて斜めに折り、羽を作ります。
6.ストローは、長さが4cmぐらいのところで切ります。

7.ストローの中に串を通します。ケガ防止のため、串の先は折ってしまいましょう。または綿棒(プラスチックのもの)があれば、切って持ち手の空洞に串の先を差し込み、フタをしておけばストッパーにもなります。

完成!たくさん作って一本の串や長い竹ひごに通しても楽しめます。
プロペラ部分に別々の色を塗って、混色の面白さを楽しむのもいいかもしれませんね。
次回はサボニウス形風車を紹介します!
紙コップでクリエイティブな一日を!その①
小さなお子様でも、紙コップで一日クリエイティブに遊べるアイデアを紹介します。

今回紹介するのは タワー です。
■タワー
<必要な材料・道具>
紙コップ ※上の画像では91個使用。
< 作り方>
1.紙コップの底を上側にし、ひたすら重ねます。
<応用編>紙コップ300個ぐらいあれば、こんなのもつくれます↓


意外と大人もハマるかも!?お子様と一緒に楽しんでみてくださいね。