長崎県美術館 メルマガ（vol.80）
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- 長崎県美術館 メルマガ（vol.80）
- 配信日時
- 2011/2/28 14:37
メルマガ長崎県美術館
□───────────────────────○2011/2/28
INDEX
1)館長コラム
2)展覧会情報
・企画展「ザ・コレクション・ヴィンタートゥール」
・美術館コレクション展
3)「ザ・コレクション・ヴィンタートゥール」関連企画
4)注目イベント
・イブニングライブ
・アトリエの休日
5）ショップ
・1/100建築模型用添景セット -長崎県美術館編-
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１)館長コラム
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四季と種・芽・花・実 館長 米田 耕司
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2月17日に中国における旧暦の正月を祝う春節祭、長崎ランタン
フェスティバルが終わりました。厳冬から節分・立春を境に少し
温かくなり、ここ数日は好天で気温が15から16度という温かい日
が続いています。昨日は東京から来ている高校時代からの友人を
案内して、西山の松森天満宮に行きました。境内は紅梅、白梅、
枝垂れ梅など様々な梅の花が満開でした。陽光もすっかり春。
亡くなった父の口癖の「それでも地球は回っている」というガリ
レオの言葉のとおり、変わらないようでも季節は巡っている、
という実感です。新暦正月は厳寒で、初春とはかけ離れたものですが、
旧暦正月は、本当に生活感としても、俳句の季語としてもぴったりします。
四季は植物の生育と同じです。冬は種、春は芽、夏は花、そして
アンカーの秋は実です。「千秋楽」です。冬は「殖ゆ」から来た
言葉だそうです。雪の下から新しい命が増え、木の芽や花のつぼみが
膨らんで行く。寒いが確実に命が活性化する季節を「冬」と呼んだ
のですね。冬は凍りついた世界ではなく、命の芽生える出発点。
風水でも四季は冬（黒＝玄冬）から始まります。
やがて、木の芽やつぼみはどんどん増え、膨らみ、張り切れん
ばかりに張った季節が「春」です。「春」は「張る」に由来し、
色は青＝青春です。張りに張って、これ以上膨らむことが出来
なくなった時、木の芽やつぼみは裂けます。緑の葉となり、
花と化すのです。「咲く」は「裂く」の謂いです。「サク」は、
もうこれ以上このままの状態ではいられないギリギリの様のことです。
町を歩くと春を迎えるギリギリの様子を見ることができます。
美術や芸術の花が咲き、学校では教育の実と新芽の息吹が息づいて
梅や桃、桜の景色を迎えようとしており、大きな季節の変わり目にいます。
1月21日から開催中の「ザ・コレクション・ヴィンタートゥール展」も
お蔭様で２万人目の入場者を迎えました。今年度の入館者数も30万人を
突破しています。3月27日の最終日まで日本初公開の90点の作品を
お楽しみください。19世紀中頃から20世紀中頃までの印象派を含む
ヨーロピアン・モダンの世界は子どもたちの美術入門に相応しいと
考えています。前号で少し触れましたが就職、進学などで巣立つ
長崎県で高校生活を送った全ての卒業生に、美術館を利用して
もらいたいのです。2月初めの高等学校の校長先生の会議でこの
ことを伝えていただいたところ、生徒のみならず先生方にも喜んで
いただきました。小学生・中学生も全員無料にしているのも、明日を
拓く長崎県の子どもたちの豊かな感性をより伸ばしたいからです。
後１ヶ月強となりました。どうぞ、お子様、お孫さんとご一緒に
早春の長崎水辺の森公園で豊かな才能がつぼみから花に変わるこの
時期をお過ごしください。そして、十数年後の子どもたちの文化的
生活の実りがありますように、微力ですが美術館も一緒に頑張りたいと思います。
2)展覧会情報
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■企画展（企画展示室）
○2011年1月21日（金）-3月27日（日）
「ザ・コレクション・ヴィンタートゥール」
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ゴッホ、モネ、ルノワール、ピカソ、ルソーなど印象派から20世紀前半に
至る芸術家たちの名作がずらり。すべて日本初公開の絵画・彫刻90点を、
スイスにある名画の殿堂・ヴィンタートゥール美術館の所蔵品から紹介します。
http://www.nagasaki-museum.jp/whats_new/kikaku/index.html
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毎月22日は夫婦割引！ 当日料金（2名分）より500円OFF
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ジョヴァンニ・ジャコメッティの作品にちなみ、
1/22、2/22、3/22限定で夫婦割引を実施。
美術館の受付で、当日券購入時に「夫婦です」とお伝えください。
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twitter始めました！ @winterthur_n
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「ザ・コレクション・ヴィンタートゥール」専用のツイッターを
始めました。開催中は関連情報のほか、本展出品作品、作家についての
豆知識をツイートしますので、フォローをよろしくお願いします。
展覧会にお越しの際は、感想をつぶやいてみませんか？
皆様のツイートお待ちしています！
リンクはこちら↓
http://twitter.com/winterthur_n
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■美術館コレクション展(常設展示室）
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常設展示室の第１室から5室では、当館所蔵の長崎ゆかりの美術とスペイン
美術を年数回の展示替えにより随時ご紹介しています。
現在開催中の展示はこちら↓
http://www.nagasaki-museum.jp/whats_new/jousetsu/index.html
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3)ヴィンタートゥール展 関連企画
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■ウェルカムコンサート
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◇3月5日（土）、21（月・祝）（１）13:00-13:15 （２）14:00-14:15
◇会場：企画展示室
◇出演：山田 芳美（クラリネット）、田辺 清士（チェロ）
※聴講無料（ただし、本展観覧券が必要）
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■OMURA室内合奏団×ヴィンタートゥール美術館展コンサート
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出品作品や作家、スイスにちなんだ曲をお届けします。
珍しいアルペンホルンの演奏も見所です。
◇3月12日（土）15:00-16:00
◇会場：エントランスロビー
◇出演：OMURA室内合奏団より
中西弾（ヴァイオリン）、清水万敬（ホルン）、林田賢（ピアノ）
◇司会：高月晶子
◇曲目：ホルン五重奏曲 変ホ長調（ホルン三重奏版）より（W.A.モーツァルト）
無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番 ハ長調より（J.S.バッハ）
『SONGS』より（武満徹）
ホルン三重奏曲 変ホ長調より（J.ブラームス）ほか
※入場無料
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■学芸員リレートーク 第4回「モーリス・ドニと音楽」
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◇3月20日（日）15:00-16:00
◇会場：講座室
◇講師：川瀬佑介（長崎県美術館学芸員）
◇定員：先着40名
※聴講無料
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4)注目イベント
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■イブニングライブ
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毎月第2・4日曜日の夕方から夜にかけて活水女子大学音楽学部と
長崎大学教育学部の音楽家のみなさんが素敵な音楽を奏でます。
『美術』と『音楽』の融合…あなたの日曜の夕方から夜の過ごし方
に加えてみませんか？。
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○活水女子大学による演奏
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◇3月13日（日）（１）16:00-16:30 （２）18:00-18:30
◇会場：エントランスロビー
※入場無料
詳しくはこちら↓
http://www.nagasaki-museum.jp/museumInet/sca/eveScheduleView.do?id=1433&command=lecture
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○長崎大学による演奏
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◇3月27日（日）（１）16:00-16:30 （２）18:00-18:30
◇会場：エントランスロビー
※入場無料
詳しくはこちら↓
http://www.nagasaki-museum.jp/museumInet/sca/eveScheduleView.do?id=1434&command=lecture
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■アトリエの休日 おいしく 楽しく みんなのアトリエ
-ヴィンタートゥールからスウィンギンロンドンまで-
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長崎を中心に活躍している作家、職人たちが展覧会をイメージした
グッズの販売やワークショップを開催します。
◇3月26日（土）10:30-17:00
◇会場：アトリエ
◇主催：carioca（カリオカ）
◇協力：長崎県美術館
※入場無料
【お問い合わせ】
カメラのフォーカス tel:095-825-5200
詳しくはこちら↓
http://www.nagasaki-museum.jp/museumInet/sca/eveScheduleView.do?id=1535&command=lecture
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5)ショップ
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長崎県美術館オリジナルグッズ登場！
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久しぶりにオリジナル商品の登場です！
その名も「1/100建築模型用添景セット長崎県美術館編」1,575円（税込）!!
長崎県美術館のエッセンスを1/100のサイズに凝縮した建築模型用の
紙でできた添景セットです。美術館の看板やカフェのテーブルとチェア、
運河の周りに立つシマトネリコという木も1/100サイズです。いつも人の
お弁当を狙っているトンビ、運河に浮かぶクラゲやカニ、展示室の
監視員など、ハサミと糊とピンセットを用意して、別売のケース
1,575～2,100円（税込）に自由に作成して下さい。
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《お問合せ》長崎県美術館 長崎市出島町2-1 tel095-833-2110
【開館時間】10:00-20:00
【休館日】第２・第４月曜（祝日の場合は翌火曜）
《長崎県美術館メールマガジン》
配信中止・配信先変更は、以下のホームページからアクセスできます。
http://www.nagasaki-museum.jp/
長崎県美術館──────────────────────────
