長崎県美術館 メルマガ（vol.89）
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- 長崎県美術館 メルマガ（vol.89）
- 配信日時
- 2011/10/29 12:21
メルマガ長崎県美術館
□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━○2011/10/29
INDEX
1)お知らせ
2)館長コラム
3)展覧会情報
・企画展「東京富士美術館所蔵 近代日本画『夢の競演』展」
・美術館コレクション展
4)講演会情報
・スペイン美術特別講演会「瀧口修造とカタルーニャ」
5）募集案内
・「2012松尾敏男特製カレンダー」を抽選で50名様にプレゼント！
・次回企画展「ロバート・ハインデル展関連企画」ワークショップ参加者募集
6)イベント情報
・イブニングライブ
・ながさき音楽祭2011
7)ショップ＆カフェ情報
・カフェ／期間限定メニュー「綺麗菓（きれか）」
・ショップ／「水はめぐる」展オリジナルグッズ
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1)お知らせ
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■小企画展「長崎の美術5 栗原玉葉」開催延期のお知らせ
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2012年2月2日から3月25日に開催を予定していた当館小企画展「長崎の美術5
栗原玉葉」は、都合により延期となりました。
新たな開催日程は決まり次第お知らせいたします。
なお、会期中は下記の通り展示内容を変更いたします。
皆さまにはご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご了承いただきますよう
お願い申し上げます。
【変更前】
2012年2月2日（木）-3月25日（日）
常設展示室第1・2室 小企画展「長崎の美術5 栗原玉葉」
↓
【変更後】
2012年2月2日（木）-3月25日（日）
常設展示室第1室 「近現代の版画 1-長崎市所蔵コレクションより」
常設展示室第2室 「長崎の工芸3」
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2)館長コラム
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「近代日本画－伝統と創造―」 館長 米田 耕司
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この度の「近代日本画『夢の競演』」展（12月4日まで）は、当館開館以来の
本格的な近代日本画の展覧会です。幕末・明治から現代まで約200年の
日本絵画の流れが概観できます。50作家、約100点に及ぶ大家の優れた作品を
一堂に鑑賞できるまたとない機会です。
衣服は洋服と和服、食事は洋食と和食、映画は洋画と邦画なのに、
なぜ絵画は洋画と日本画なのか。「日本画」の名づけ親は、東京帝国大学の
教師アーネスト・フェノロサや、弟子で後の東京美術学校校長になる岡倉天心ら
明治初めの文部省の指導者たちです。フェノロサは西洋絵画に比べ日本の
伝統絵画が優れていることを説き、天心は、国際社会の中で対抗するため
西洋絵画と対比し、日本独自の伝統的絵画（狩野派、円山四条派、
宗達光琳派など）に対する名称として「日本画」と名づけました。
日本画には西洋遠近法や明暗法はありません。しかし会場で詳しく作品を観ると、
空気を描くことを天心に求められた橋本雅邦の落葉する紅葉の作品をはじめ、
印象派に対抗して輪郭線を描かない横山大観らによる没線描法（朦朧体）、
伝統絵画の古来の技法を活用した水墨画で山や岩の立体感を表現する
斧で岩を切ったような「ふへきしゅん（斧劈皴）」や陰影を描く「片ぼかし」、
宗達の創案と考えられる「垂らし込み」の滲みの効果などを現代化した表現等、
新たな日本画を生み出そうとする作家たちの創意の軌跡を見ることができます。
「夢の競演」展は、普段同時に観ることができない特別な展示です。
「伝統と創造」は闘いです。日本画の近代化に貢献した横山大観、川合玉堂、
川端龍子の三巨匠による第１回展の雪月花展（1952＝昭27年）を皮切りに、
その後の松竹梅展による競作がこの度約60年振りに再現されました。
もう一つの「夢の競演」は、竹内栖鳳の獅子の連作です。コローやターナーを
愛した日本画の革新者で「西の栖鳳、東の大観」と称せられた京都画壇の雄。
従来の唐獅子の様式を超えた、極めて写実性の高い迫力のある作品です。
発表当時は、「これが日本画か？」と言われたほどです。栖鳳の晩年に
その画業を称えて「円山四条派の伝統を今日に伝え発展させたのは竹内栖鳳だ」と
言われ、栖鳳は「自分ぐらい円山四条派に反逆した者はいない。
しかし、その私が伝統を発展させたと言われてうれしい」と話しました。
師の真似をしていては伝統も創造もありません。コピー用紙を次々コピーすると
劣化します。伝統とは革新の連続の最先端だと思います。最先端が新しくなければ
絵画は滅びます。
会場には第１章「日本画の誕生期」から始まり、２章「京都画壇の牙城 竹内栖鳳」、
３章「横山大観と青年同志たち」、４章「美人画の興隆」、
５章「官展を彩った画家たち」、６章「夢の合作展『雪月花』展」、
７章「戦後昭和の名品」に至るまで、近代日本画の誕生、成長、発展に尽くした
先人の涙ぐましい努力と絵画革新の苦闘の軌跡が読みとれます。
最後のコーナーの「近代版画と棟方の『板画』」はスペシャル・プレゼントです。
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3)展覧会情報
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■次回企画展（企画展示室）
○10月4日（火）-12月4日（日）
東京富士美術館所蔵 近代日本画「夢の競演」展
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東京富士美術館が誇る近代日本画コレクションを中心に、珠玉の名品約100点を
一挙公開。横山大観をはじめ、竹内栖鳳、菱田春草、上村松園ら、時代を彩る
巨匠たち50人の逸品が一堂に会します。中でも横山大観、川合玉堂、川端龍子の
3人が晩年「夢の競演」を果たした「第1回雪月花展」（昭和27年）三幅対の
特別展示は必見です。
さらに他館の協力を得て、竹内栖鳳が欧州から帰国後に手がけた獅子の連作、
「雪月花展」に続く3巨匠のコラボレーション展「第1回松竹梅展」の2セットも
期間限定で特別展示します。
【展示替え1】
◇展示期間：展示中-11月3日（木・祝）
◇内 容：松/横山大観《白砂青松》 竹/川合玉堂《東風》 梅/川端龍子《紫昏図》
いずれも昭和30（1955）年 山種美術館蔵
◇展示期間：11月4日（金）-12月4日（日）
◇内 容：松/横山大観《双龍争銖》 竹/川合玉堂《若竹》 梅/川端龍子《水温む》
いずれも昭和30（1955）年 パラミタミュージアム蔵
【展示替え2】
《獅子図》竹内栖鳳
◇左隻／展示期間：展示中-11月3日（木・祝）
◇右隻／展示期間：11月4日（金）-12月4日（日）
いずれも明治37(1904)年 大阪歴史博物館蔵
本展概要について、詳しくはこちら↓
http://www.nagasaki-museum.jp/whats_new/kikaku/index.html
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■美術館コレクション展(常設展示室）
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常設展示室の第1室から5室では、当館所蔵の長崎ゆかりの美術とスペイン
美術を年数回の展示替えにより随時ご紹介しています。
現在開催中の展示はこちら↓
http://www.nagasaki-museum.jp/whats_new/jousetsu/index.html
【展示替え】
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第1室
2011年11月15日（火）-2012年1月29日（日）
長崎の近代洋画
http://www.nagasaki-museum.jp/museumInet/sca/eveScheduleView.do?id=735&command=standing
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第2室
2011年11月15日（火）-2012年1月29日（日）
松尾敏男寄贈記念
http://www.nagasaki-museum.jp/museumInet/sca/eveScheduleView.do?id=739&command=standing
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第4室
2011年11月15日（火）-2012年1月22日（日）
ギノバル「都市」シリーズ
http://www.nagasaki-museum.jp/museumInet/sca/eveScheduleView.do?id=746&command=standing
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4)講演会情報
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■スペイン美術特別講演会「瀧口修造とカタルーニャ」
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◇日時：11月19日〔土〕14:00-
◇講師：松田健児氏（慶應義塾大学専任講師）
◇会場：ホール
◇定員：先着100名
◇料金：聴講無料
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5)募集案内
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■「2012松尾敏男特製カレンダー」を抽選で50名様にプレゼント！
〇応募締切/12月5日（月）必着
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「松尾敏男寄贈記念」展の開催にあわせ、本展出品作を含む当館所蔵の
作品のうち12点が収録された特製カレンダーを抽選で50名様にプレゼントします。
ご希望の方は必要事項を明記の上、ハガキ、Eメール、館内の応募用紙の
いずれかでご応募ください。当選者の発表は、発送をもってかえさせていただきます。
詳しくはこちら↓
http://www.nagasaki-museum.jp/news/news/present.html
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■次回企画展「ロバート・ハインデル-人間賛歌-」関連企画
ワークショップ参加者募集
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〇「バレエとクロッキー」※事前申込制
12月17日（土）13:00-15:00
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展覧会鑑賞後、バレエの動きの簡単なレッスンと、バレエダンサーをモデルに
クロッキー（対象を素早く描画すること）を行います。
詳しくはこちら↓
http://www.nagasaki-museum.jp/museumInet/sca/eveScheduleView.do?id=1838&command=education
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〇Christmas workshop くるみ割り人形-ミンナデツクリスマス- ※事前申込制
つくって♪おどって♪「くるみ割り人形」
12月23日（金・祝） 13:00-15:30
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バレエ「くるみ割り人形」の主役、クララ・王子様・くるみ割り人形から好きな
登場人物を選んで、衣装を作ったり、「ひみつの箱」を探しに旅に出かけたり…。
最後にはダンスパーティで盛り上がりましょう♪
ナビゲーター：たにむらあさみ（美術作家）
音楽：Ringin’Bells Rondo Club
詳しくはこちら↓
http://www.nagasaki-museum.jp/museumInet/sca/eveScheduleView.do?id=1839&command=education
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6)イベント情報
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■イブニングライブ
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毎月第2・4日曜日の夕方から夜にかけて活水女子大学音楽学部と
長崎大学教育学部の音楽家のみなさんが素敵な音楽を奏でます。
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○活水女子大学による演奏
11月13日（日） （１）16:00-16:30 （２）18:00-18:30
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○長崎大学による演奏
11月27日（日） （１）16:00-16:30 （２）18:00-18:30
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■ながさき音楽祭2011
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「ながさき音楽祭2011」は長崎県内各所で開催される音楽の祭典です。
当館でも下記コンサートを開催します。
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○ホルンと彫刻の調べ －〈Dialogue〉観る・聴く・触れるー
11月5日（土）18：00-19：30
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音楽と彫刻のコラボレーションを通して「対話」の意味を考えよう！
詳しくはこちら↓
http://www.nagasaki-museum.jp/museumInet/sca/eveScheduleView.do?id=1825&command=lecture
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7)ショップ＆カフェ情報
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■カフェ 期間限定メニュー「綺麗菓（きれか）」
期間／10月4日（火）-12月4日（日）
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近代日本画展の会期限定で、カステラスウィーツ「綺麗菓（きれか）」が
メニューに加わりました。
北海道産大納言小豆や星野村八女抹茶などこだわりの素材を使い、
２つの層の絶妙に異なる舌ざわりがお楽しみいただけます。
見た目にも美しいカステラです。（提供／和泉屋）
詳しくはこちら↓
http://www.nagasaki-museum.jp/goods/goods/cafe.html
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■ショップ 「水はめぐる」展オリジナルグッズ
ＳＨＩＺＵＫＵストラップ＆キーホルダー
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教育普及連携展「水はめぐる」（常設展示室第１、2室／11月13日まで） は、
雨・川・海・水蒸気・雲・氷・・・と変化を見せる「水」をテーマとした作品を集めた
展覧会です。本展では、キャラクターとして「ＳＨＩＺＵＫＵ」が展示室やワークシートに
登場し、子どもたちが楽しめる雰囲気づくりに活躍しています。
この「SHIZUKU」が関連商品としてキーホルダーとストラップになりました。
無地、ドット、ストライプなど全５柄で、小ぶりなストラップと手のひらサイズの
キーホルダーの２種類があります。
詳しくはこちら↓
http://www.nagasaki-museum.jp/goods/goods/new.html
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《お問合せ》長崎県美術館 長崎市出島町2-1 tel095-833-2110
【開館時間】10:00-20:00
【休館日】第２・第４月曜（祝日の場合は翌火曜）
※年末年始の休館日／12月29日（木）-2012年1月1日（元日）
《長崎県美術館メールマガジン》
配信中止・配信先変更は、以下のホームページからアクセスできます。
http://www.nagasaki-museum.jp/
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