長崎県美術館 メルマガ（vol.95）
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- 長崎県美術館 メルマガ（vol.95）
- 配信日時
- 2012/4/27 12:41
メルマガ長崎県美術館
□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━○2012/4/27
INDEX
1)館長コラム
2)展覧会情報
・企画展「ジュディ・オング倩玉 木版画の世界展」
・次回企画展「生誕125周年記念 シャガール展2012 -愛の物語-」
・美術館コレクション展
3）募集案内
・2012年度「こどもアートクラブ」参加者募集
・シャガール展関連企画参加者募集
4)イベント情報
・イブニングライブ
・春のぽかぽか美術館2012開催
5）カフェ情報
・新スウィーツ登場
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1)館長コラム
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「ジュディ・オング倩玉 木版画の世界」 館長 米田 耕司
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4月7日から「ジュディ・オング倩玉 木版画の世界展」を開催中です。
ジュディさんは昨年春（2011年４月）に、取材旅行で来崎。花月や崇福寺など
長崎市内の歴史的建造物を取材。たまたま古刹・崇福寺の薬師寺崇玄和尚が、
私の東京国立博物館時代からの先輩であったので案内をしました。
真剣で熱心な取材ぶりに美術家の姿を見ました。ジュディ・オング倩玉さんは、
日展・白日会所属の木版画家です。会場で見ていると、大きな作品は
「日本家屋や庭園」を描き、小さな作品は「花」をテーマに取り上げています。
本展のポスターやチラシにした多色摺り木版の「華燈翠園」は、
昨年の日展入選の新作です。長崎の老舗・史跡料亭花月がモチーフ。
玄関の大提灯を画面中央上部に配し、玄関から入り口方向を望む。
屋外の庭が春陽に輝く、玄関内の大提灯を囲む室内の陰り。
光と陰の交錯する巧みな明暗のコントラスト。遠近法を生かしたトンネル構図。
しっとりとした空間、花月の歴史的な情緒ある日本家屋の美の表現に成功しています。
ジュディさんは、25歳で版画を始め、棟方志功門下の版画家・井上勝江氏に
師事し、故伊藤清永画伯（文化勲章）の薫陶を受けて木版画家の道へ。
日本建築や花をテーマにした詩情豊かな作品は高い評価を受けています。
絵の具の白と黒を混ぜたグレーは不透明で重ねると美しくはなりません。
多色刷り木版の豊かな色彩を隠し味のように引き立てているのが薄墨のグレーです。
半透明で、他の色と溶け合っています。このベースの薄墨は、
棟方志功門下の特色です。
前任の千葉県立美術館時代から旧知の中山忠彦日展理事長は
伊藤清永画伯の弟子です。中山さんは、ジュディさんの「華やかなうちに東洋の
静寂を秘めて、余すところなく情熱を昇華しようとする」姿勢を尊敬すると評しています。
歌手・女優としての仕事は、直接自分の個性をぶつける表現だと思います。
一方、「自画・自刻・自摺」の木版画はその感動や想いを一旦心の内に秘めて、
下絵を創り、木版に彫りながらさらにイメージを描き、そして摺るという間接的な仕事。
版画に取り組む時は、歌手でも女優でもない、自分の内面世界との対話をしている
一人の木版画家・ジュディ・オング倩玉として自由に心の世界を絵にしています。
本人も気づかないこころの美の世界が絵に現われていて観ていて楽しいのです。
ゴールデン・ウィークに、日本や中国などの東洋の自然豊かな美の世界を
お楽しみください。
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2)展覧会情報
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■企画展（企画展示室）
○4月7日（土）-5月27日（日）
ジュディ・オング倩玉 木版画の世界展
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30年以上にわたり情熱的に木版画の制作を続けるジュディ・オング倩玉は、
日本家屋と花を一貫したテーマとして追い続けています。大胆な構図と配色、
力強い線、そして細やかな描写が見る者を日本古来の美の世界へと誘います。
本展では、処女作「椿」や、長崎市の史跡料亭花月を題材にした昨年秋の
日展入選作「華燈翠園(かとうすいえん)」など木版画、水彩画、スケッチ画など
約100点を紹介。さらに版木や下絵、メーキング映像を交え、
制作の舞台裏も紹介します。
※「倩玉」の「倩」はにんべんに青
詳しくはこちら↓
http://www.nagasaki-museum.jp/whats_new/kikaku/20120407_01.html
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■次回企画展（企画展示室）
○6月10日（日）-7月22日（日）
生誕125周年記念 シャガール展2012 -愛の物語-
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20世紀を代表する画家マルク・シャガール（1887-1985）はロシアやパリ時代を
経て幻想的で色彩溢れる画面を作り出しました。生涯忘れることのなかった
妻ベラと故郷ヴィテブスクへの「愛」をテーマに構成される本展覧会は、
トレチャコフ美術館とロシア美術館の全面協力を得て実現するものです。
シャガール芸術の神髄に触れていただける機会をお見逃しなく。
詳しくはこちら↓
http://www.nagasaki-museum.jp/whats_new/kikaku/chagall.html
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■美術館コレクション展(常設展示室）
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常設展示室の第1室から5室では、当館所蔵の長崎ゆかりの美術とスペイン
美術を年数回の展示替えにより随時ご紹介しています。
現在開催中の展示はこちら↓
http://www.nagasaki-museum.jp/whats_new/jousetsu/index.html
【展示替え】
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第4室
2012年5月29日（火）-7月22日（日）
シャガールのサーカス
http://www.nagasaki-museum.jp/museumInet/sca/eveScheduleView.do?id=873&command=standing
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3)募集案内
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■2012年度「こどもアートクラブ」参加者募集！
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2012年度、「こどもアートクラブ」の参加者を募集します。
◇対象｜小学生（1-6年）
◇定員｜30名
◇期間｜6月-2013年1月（全7回）
◇時間｜10：00-12：30
◇参加費｜3,000円（材料費全7回分）
◇申し込み締切／5月31日（木）
詳しくはこちら↓
http://www.nagasaki-museum.jp/whats_new/kyouiku/2012artclub.html
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■シャガール展関連企画 参加者募集中！
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○父の日の親子鑑賞会 ※事前申込制
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6月17日（日）【1】10:30-11:30 【2】13:30-14:30
◇対象｜大人2名まで＋子ども2名まで（【1】3～6歳 【2】小学生以上）
※上記の人数を超える場合はご相談下さい。
◇募集人数｜各回先着10家族
◇料金｜無料（本展観覧券が必要）
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○ワークショップ「はじめてのリトグラフ」 ※事前申込制
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6月23日（土）、24日（日）13:00-16:00 ※2日連続
◇講師｜城戸 宏（リン版画工房）
◇場所｜アトリエ、企画展示室
◇対象｜先着20名（中学生以上）
◇料金｜1,000円（別途、本展観覧券が必要）
申込方法はこちら↓
http://www.nagasaki-museum.jp/whats_new/kikaku/chagall_03.html
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4)イベント情報
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■イブニングライブ
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毎月第2・4日曜日の夕方から夜にかけて活水女子大学音楽学部と
長崎大学教育学部の音楽家のみなさんが素敵な音楽を奏でます。
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○活水女子大学による演奏
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◇日時｜5月13日（日）（１）16:30-17:00 （2）18:30-19:00
◇会場｜エントランスロビー
※入場無料
詳しくはこちら↓
http://www.nagasaki-museum.jp/museumInet/sca/eveScheduleView.do?id=1957&command=lecture
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○長崎大学による演奏
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◇日時｜5月27日（日）（１）16:30-17:00 （2）18:30-19:00
◇会場｜エントランスロビー
※入場無料
詳しくはこちら↓
http://www.nagasaki-museum.jp/museumInet/sca/eveScheduleView.do?id=1958&command=lecture
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■こどもの日 春のぽかぽか美術館2012
〇5月3日（木・祝）-6日（日） ※参加無料
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木のおもちゃの遊び場やアニメの上映会、人形劇、ワークショップ、屋外のカフェなど
美術館で一日中遊べる4日間です。
皆様のお越しをおまちしています！
詳しくはこちら↓
http://www.nagasaki-museum.jp/whats_new/event/pokapoka.html
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5)カフェ情報
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■新スウィーツ登場
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4月から新スウィーツが登場しました。甘酸っぱいブルーベリーを閉じ込めた
くるみ風味のレアチーズケーキ「ムース・フロマージュ・ブラン」、爽やかなダークスィート
チェリーのタルト「タルト・スリーズ」は見た目も美しいスウィーツです。
その他、かぼちゃとカスタードを使用した濃厚なブリュレ「かぼちゃのブリュレ」も新登場。
展覧会鑑賞とともに、ぜひお召し上がり下さい。
詳しくはこちら↓
http://www.nagasaki-museum.jp/goods/goods/cafe.html
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《お問合せ》長崎県美術館 長崎市出島町2-1 tel095-833-2110
【開館時間】10:00-20:00
【休館日】第２・第４月曜（祝日の場合は翌火曜）
《長崎県美術館メールマガジン》
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http://www.nagasaki-museum.jp/
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