長崎県美術館メルマガ(vol.132)

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長崎県美術館メルマガ(vol.132)
配信日時
2015/5/30 16:57
本文
(vol.132)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

メルマガ長崎県美術館

□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━○2015/5/30

INDEX

1)館長コラム

2)展覧会情報
 ・藤城清治展 聖なる光
 ・スペインの彫刻家 フリオ・ゴンサレス展

3)ワークショップ参加者募集
 ・ワークショップ はんだでゴンサレス 【事前申込制】

4)講演会
 ・連続レクチャー:コレクション・イン・フォーカス
 
5)イベント情報
 ・イブニングライブ
 ・ 長崎県美術館 10th Anniversary 「沖仁 con 渡辺香津美」
 ・横山浩平とミュージカルプレビューコンサート-赤い花の記憶 天主堂物語-

6)ミュージアムショップ情報
 ・シッポの傘「Tail」フェア開催中!


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1)館長コラム
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「地球と月と人の話」  館長 米田 耕司
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 今年も間もなく半年近く過ぎようとしています。この間も地球は黙々と
回っています。連日の夏日で、暑さにうんざりしています。少し、気分転換に
大風呂敷を広げて涼んでみたいと思います。
 例えば人と動物の違いについて、動物はリアル(現実)を生き、人間は空想(夢)を
生きると言われます。生きる意味を知りたがる動物は、唯一人間だけだそうです。
昔から天空に輝く月を眺めて人々は空想をめぐらせてきました。   
 科学の進歩によって月の誕生にはさまざまな仮説があり、議論されてはきました。
しかし今なお明確な結論はでていません。一番有力とされているのが
ジャイアント・インパクト(巨大衝突)説で、1975年、天文学者
ウイリアム・ハートマンとドナルド・デービスが提唱したものです。この説によると、
約46億年前、地球の形ができてまだ間もないころ、火星とほぼ同じ大きさの
原始惑星が衝突し、原始惑星は砕け散り宇宙空間に散りました。
同時に、地球のマントル物質の一部も宇宙に放出されました。これらの
破片の一部は地球に落下しましたが、多くの破片が地球の周回軌道に残り、
土星の輪のように地球を取り巻きました。やがて破片同士がぶつかりくっ付き合い
月がつくられた、というものです。
 衝突から月ができるまで1-100年かかると言われていますが、いまだ解明されて
いません。現在のところ、この有力説でいくと、約46億年前に地球の自転周期は
約6時間のスピードだったといわれています。つまり。一日はたった6時間程度しか
なかったということです。地球の一日が現在のように24時間になったのは、
地球の自転速度が遅くなったためであり、その原因は潮の満ち引きを起こす
潮汐力にあります。地球と月が引っ張り合うことでお互いにブレーキを
かけ合っていることになります。ちなみに月はこの潮汐力などにより
毎年3.8センチずつ地球から離れています。つまり1億年で3800キロメートル、
50億年で19万キロメートル離れることになり、そのころになると、月はすでに
地球の周りを公転していないと言われています。
 また、いろいろな説はありますが、太陽の寿命が100億年とも言われ、
46億年たった今では残りの寿命は54億年と言われています。46億年もの間、
月の引力や月光という影響を受けながら、あらゆる生物は進化を遂げて
今に至っているのです。
 もっとも、私たちの人生にはなんら関係ありません。その頃には私たちの
存在も遺骨も何もなくなっています。太陽と、地球と、月と、人間の寿命を
少し考えてみたくなる暑い日の空想です。


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2)展覧会情報
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■企画展示室
藤城清治展 聖なる光
2015年4月1日(水)-5月31日(日) いよいよ明日まで!
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日本を代表する影絵作家・藤城清治氏。長崎県美術館の開館10周年を
記念して、約6年ぶり2度目の展覧会を開催します。聖書、童話など多彩な
モチーフから独自の芸術を追求。会場に足を踏み入れた瞬間、夢の世界に
包まれるような感覚は“劇場型美術展”とも呼ばれるゆえんです。
今回のテーマは「聖なる光」。人の創造力に光という神秘的な力が加わって
生まれる芸術「影絵」が、長崎で一層の輝きを放ちます。
5月15日(金)の閉館後に藤城清治さんが来館され、本展の一部を
平和をテーマに展示替えを行いました。 新しい作品も追加されていますので
ぜひご覧ください。

詳しくはこちら↓
http://www.nagasaki-museum.jp/exhibition/archives/80


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■企画展示室
スペインの彫刻家 フリオ・ゴンサレス展
2015年6月7日(日)-7月20日(月・祝)
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スペイン、バルセロナが生んだ「鉄彫刻の父」、フリオ・ゴンサレス(1874-1942)。
「鉄の溶接」という新しい技法により、デイヴィッド・スミスやアンソニー・カロをはじめ
20世紀の主要な作家たちの進むべき道を拓いた鉄彫刻のパイオニアの仕事を、
鉄のオリジナル作品を含む約100点の資料により日本で初めて網羅的に紹介します。

詳しくはこちら↓
http://www.nagasaki-museum.jp/exhibition/archives/97


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3)ワークショップ参加者募集
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フリオ・ゴンサレス展関連企画「ワークショップ はんだでゴンサレス」※事前申込制
2015年6月20日(土) 10:30-15:00
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ゴンサレスさんのように金属で立体を作ります。「はんだづけ」にも挑戦します。

対 象|小学5年生-高校生
定 員|20名
申込締切|6月1日(月)必着
参加費|500円(高校生は要本展観覧券)

申込方法はこちら↓
http://www.nagasaki-museum.jp/event/archives/192


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4)講演会
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記念フォーラム「フリオ・ゴンサレス-その可能性の中心」
2015年6月7日(日) 第1部13:00-14:45  第2部15:00-16:00
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フリオ・ゴンサレス展開催を記念し、2部構成のフォーラムを開催します。

第1部|13:00-14:45(講師:トマス・リョレンス氏、フィリップ・グリマンジャー氏)
第2部|15:00-16:00(講師:酒井忠康氏、青木野枝氏)
会 場|ホール
定 員|先着100名(当日12:30より受付 ※第1, 2部通しでご参加ください)
参加費|無料
助 成|タカシマヤ文化基金

詳しくはこちら↓
http://www.nagasaki-museum.jp/event/archives/195


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連続レクチャー:コレクション・イン・フォーカス
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当館学芸員をはじめ専門家が主にコレクションをめぐって毎回さまざまなテーマで
語ります。全12回。
会場|ホール
定員|100名  
※聴講無料、当日受付

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第2回「なつかしい町の思い出-井上孝治の写真」
6月21日(日) 11:00-12:00
講師|福満 葉子
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スケジュールの詳細はこちら↓
http://www.nagasaki-museum.jp/news/archives/33

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5)イベント情報
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イブニングライブ
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毎月第2・4日曜日の夕方から夜にかけて活水女子大学音楽学部と
長崎大学教育学部の音楽家のみなさんが素敵な音楽を奏でます。

◇会場|エントランスロビー
※入場無料

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○イブニングライブ By活水女子大学
6月14日(日)(1)16:30-17:00 (2)18:30-19:00
http://www.nagasaki-museum.jp/museumInet/sca/eveScheduleView.do?id=2935&command=lecture
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○イブニングライブ By長崎大学
6月28日(日)(1)16:30-17:00 (2)18:30-19:00
http://www.nagasaki-museum.jp/museumInet/sca/eveScheduleView.do?id=2936&command=lecture
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長崎県美術館 10th Anniversary 「沖仁 con 渡辺香津美」
2015年6月22日(月・休館日)開場18:30 開演19:00
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ジャズ界のトップ・ギタリストに君臨し続ける渡辺香津美(わたなべかづみ)と、
2010年スペインでのムルシア“ニーニョ・リカルド”フラメンコギター国際コンクールで
日本人初の優勝を遂げた沖仁(おきじん)。そんな二人の豪華ライブが
美術館10周年特別企画として実現します。
当館にてチケット好評販売中!

詳しくはこちら↓
http://www.nagasaki-museum.jp/museumInet/sca/eveScheduleView.do?id=2803&command=lecture


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横山浩平とミュージカルプレビューコンサート-赤い花の記憶 天主堂物語-
2015年6月7日(日)18:30-19:00
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信徒発見150年「長崎の教会群とキリスト教関連遺産」世界遺産登録支援
ミュージカル「赤い花の記憶 天主堂物語」(8/11ブリックホールにて開催)の
プレビューコンサートです。
※入場無料

詳しくはこちら↓
http://www.nagasaki-museum.jp/museumInet/sca/eveScheduleView.do?id=2989&command=lecture

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6)ミュージアムショップ情報
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シッポの傘「Tail」フェア開催中!6月16日(火)まで
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ミュージアムショップでは、現在「Tail」という傘を中心としたフェアを開催中です。
この「Tail」とは、従来の傘の味気ないベルトに着目した製品で、なんと、傘の上に
乗った動物たちのシッポがベルトになっているのです!
束ねるときは、そのシッポが押さえてくれます。
種類は、モモンガ、モンキー、キャット、スワロー(つばめ)の4つ。
この傘を差して歩いてみると、歩くたびにシッポがゆらゆら。
動物がお供しているようで、きっと自分だけではなく街行く人々も笑顔に
してしまうでしょう。 雨の時期の憂鬱も、この「Tail」が吹き飛ばしてくれそうです。
メーカーの余剰生地を使い、多彩な絵柄で少しずつ作っているそうです。
色柄は25種類あり、あたなのお好みの傘と出会えるかもしれません。
キッズサイズも取り揃えていますので、今年の梅雨は親子そろって
Tailの傘でお出掛けしてみてはいかがでしょうか?
傘の他にも、1枚のシートからできたブックカバーなど
デザイン性に溢れた様々な製品を取り揃えてお待ちしております。

https://twitter.com/nagasaki_m_shop/status/599420363219410944/photo/1


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《お問合せ》長崎県美術館 長崎市出島町2-1 tel095-833-2110
【開館時間】10:00-20:00
【休館日】第2・第4月曜(祝日の場合は翌火曜) 


《長崎県美術館メールマガジン》
 配信中止・配信先変更は、以下のホームページからアクセスできます。
http://www.nagasaki-museum.jp/

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