長崎県美術館メルマガ(vol.141)

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長崎県美術館メルマガ(vol.141)
配信日時
2016/3/31 13:03
本文
(vol.141)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

メルマガ長崎県美術館

□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━○2016/3/31
INDEX

1)館長コラム

2)展覧会情報
 ・くまのプーさん展
 ・ミュシャ展 アール・ヌーヴォーの華
 ・没後10年記念 富永直樹-ロマンを求めて
 ・収蔵名品展(前期)

3)講演会等
 ・ミュシャ作品コレクターによるギャラリートーク
 ・講演会「ミュシャからムハ へ」
 ・アートボランティアによるギャラリートーク

4)募集案内
 ・2016年度「こどもアートクラブ」参加者募集

5)イベント情報
 ・イブニングライブ
・春のぽかぽか美術館  キッズふれアート はじめてミュージアム

6)ショップ
 ・くまのプーさん展グッズ好評販売中!

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1)館長コラム
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「老幹新枝の桜で新年度へ」  館長 米田 耕司
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 開館10周年の記念すべき平成27年度も本日で終わります。お蔭様ですべての
記念事業を実施できました。明日からは新年度、4月23日には開館11周年を
迎えます。私の好きな言葉の「老幹新枝」は、たっぷりと時代を経た太い幹に、
若い枝が生える活力を意味します。老幹とは伝統的文化、新枝は元気にすくすく
伸びる若い力です。当館の開館11年では老幹というほどのものではありません。
まだまだ新しい美術館の部類です。しかし、当館は前身の「旧・長崎県立
美術博物館(1965・11-2003・3)」の歴史を受け継いでいます。
これは力強い財産です。これまでの伝統を受け継ぎ、引き続き美術館の
目標に向かって勇往邁進して参ります。
 梅、桃、杏と春は慌ただしく押し寄せ、ついに桜(さくら)の季節になりました。
お彼岸の三連休中の3月22日に長崎県のソメイヨシノ(染井吉野)の
開花宣言がありました。19日は福岡、東京は21日でしたので、いよいよ
本格的に春爛漫と思いきや、また24日からはしばらく寒の戻り、花冷えが
続く陽気でした。
 満開の桜の花の下でのお花見は日本人の大好きな景観でありイベントと
なりました。桜は春を象徴する花として日本人にとって特別な地位を占める花です。
公式には国花ではないものの、国花のひとつのように扱われています。
桜は万葉集にも登場していますが、奈良時代は中国文化の影響が強く、
和歌で単に花といえば梅を指していました。その後平安時代の国風文化が
育つに連れて徐々に桜の人気が高まり、「花」とは桜を指すようになりました。
古今和歌集仮名序にある王仁の歌とされる「難波津の咲くやこの花冬ごもり
今は春べと咲くやこの花」の「花」は梅です。平安時代の歌人の紀友則の歌
「ひさかたの光のどけき春の日にしず心なく花の散るらむ」の「花」は桜です。
イギリス人が花と言えばバラであり、オランダ人にとってはチューリップのように
歴史や民族で異なるものです。江戸時代には河川の整備に伴って護岸と美観の
維持のため柳や桜が植えられました。桜の品種改良が進み江戸末期までに
300品種を超え、花見が盛んになりました。花見は元来無料です。
芝居は有料です。歌舞伎など芝居での「さくら(偽客)」は、無料入場者が
盛り上げ、観劇するお客様も一緒に舞台を創るもの、という文化芸術に
参加・体験するという観点もあります。この芝居の文化が、露天商(的屋)に
伝わり「やらせ」「おとり」で売り上げを吊り上げるという良くないイメージが付いて
回ります。しかし、「さくら」という言葉には、桜の花の瞬間の美から生まれたと
考えれば、案外、良い意味で名付けられたように思えます。
 満開の桜の下で、新年度新たな気持ちで皆様とともに老幹新枝の気持ちで
楽しい美術館づくりに励み、気持ち良い汗をかきたいと思います。どうぞ倍旧の
ご協力・ご支援をよろしくお願い申し上げます。

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2)展覧会情報
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■県民ギャラリー
くまのプーさん展
2016年3月12日(土) -4月17日(日) ※10:00-18:00(入場は17:30まで)
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イギリスの児童小説として誕生した「くまのプーさん」。1960年代からディズニーによって
数々のアニメーションが制作され、いまや世界中で愛されています。模型やセル画、
コンセプト・アートなど県内初公開の資料を含む多彩な展示で、その魅力と歴史に迫ります。

詳しくはこちら↓
http://www.nagasaki-museum.jp/exhibition/archives/114

【関連企画ピックアップ】
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くまのプーさんクイズラリー
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「くまのプーさん」にまつわるクイズを、美術館内で探してみよう!
3問すべてに回答すると、「くまのプーさん」のかわいいスタンプが押せるよ!

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■企画展示室
ミュシャ展 アール・ヌーヴォーの華
2016年4月2日(土) -5月29日(日)
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19世紀末パリ、「ミュシャ・スタイル」と呼ばれる華麗な作風で“アール・ヌーヴォーの
寵児”となったアルフォンス・ミュシャ。本県では25年ぶりとなる本格的な回顧展を
開催します。ミュシャが描く優美で神秘的な女性像は、装飾性の豊かさにおいて
他の追随を許しません。代表作など約400点以上で、人生と芸術をご紹介します。

詳しくはこちら↓
http://www.nagasaki-museum.jp/exhibition/archives/429

【関連企画ピックアップ】
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ウェルカムコンサート
4月16日(土) (1)11:00-11:15 (2)13:00-13:15
出演:OMURA室内合奏団より田辺清士(チェロ)&亀子政孝(コントラバス)
http://www.nagasaki-museum.jp/event/archives/438

5月7日(土) (1)11:00-11:15 (2)13:00-13:15
出演:OMURA室内合奏団より中西弾(ヴァイオリン)&濱砂由美子(フルート)
http://www.nagasaki-museum.jp/event/archives/440
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『ミュシャに寄する調べ-ソプラノとピアノによるコンサート-』
4月29日(金・祝)15:00-15:45
出演:納富景子(ソプラノ)、木村友美(ピアノ)
http://www.nagasaki-museum.jp/event/archives/434
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■常設展示室第4室
没後10年記念 富永直樹-ロマンを求めて
2016年4月12日(火)- 6月26日(日)
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日展を主な舞台に活躍した彫刻家・富永直樹(1913-2006)は、戦後日本の
彫刻界において果たしたその功績により1989(平成元)年に文化勲章を、
翌年には長崎県名誉県民顕彰を受けた長崎県が誇る作家の一人です。
本展では作家没後10年を記念し、長崎の歴史や異国の文化に取材した作品を
中心に富永芸術をご紹介します。

詳しくはこちら↓
http://www.nagasaki-museum.jp/permanent/archives/202

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■常設展示室第1・2室
収蔵名品展(前期)
2016年4月27日(水)- 7月24日(日)
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約6,500点に上る所蔵品より、名品約30点を選りすぐって展示。彭城貞徳、
山本森之助、渡辺与平をはじめ、横手貞美、鴨居玲、菊畑茂久馬ら
長崎ゆかりの作家たちの作品を中心に、平成27年度に新たに収蔵した
作品も含め、当館が誇るコレクションの魅力をお伝えします。

詳しくはこちら↓
http://www.nagasaki-museum.jp/museumInet/sca/eveScheduleView.do?id=1464&command=standing

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3)講演会等
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「ミュシャ展アール・ヌーヴォーの華」関連企画
ミュシャ作品コレクターによるギャラリートーク
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ミュシャ作品の質・量ともに世界的に知られる「ドイコレクション」の収集に携
わったコレクター尾形寿行氏が解説。知られざるオークションの秘話などをやさ
しく語ります。

日時|4月2日(土) 10:00-、15:00-(いずれも30分程度)
会場|企画展示室
料金|無料(要本展観覧券)

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「ミュシャ展アール・ヌーヴォーの華」関連企画
講演会「ミュシャからムハ へ」
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ミュシャを研究する、清須市はるひ美術館学芸員の奥村綾乃さんをお招きします。
ミュシャの生涯をたどりながら、アール・ヌーヴォーや、スラヴなど関連する
トピックを交え、その時代と芸術をひもときます。

日時|4月3日(日)13:30-14:30
会場|ホール
定員|先着100名 
料金:無料(要本展観覧券/半券可)

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アートボランティアによるギャラリートーク
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毎週土曜日に当館のアートボランティアが、作品について分かりやすく解説します。
今まではラウンドツアー形式で作品を解説していましたが、今後は事前に告知した
作品数点を解説する形式に変わります。解説する作品は、当館webサイト
トップページの「お知らせ」でご紹介しますので、興味がある方はぜひご参加ください。

4月2日(土)、9日(土)の解説作品についてはこちら↓
http://www.nagasaki-museum.jp/news/archives/374

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4)募集案内
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2016年度 こどもアートクラブ参加者募集
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こどもアートクラブは、「まなぶ・つくる・深める」をテーマに展覧会の鑑賞や
表現活動を行う小学生対象の会員制クラブです。
ただ今、2016年度の参加者を募集しています。

期日|2016年6月-2017年1月
時間|10:00-12:30(受付時間10:00-10:15)
対象|小学1年生-6年生
定員|30名
参加費|3,000円(全7回分材料費)
応募締切|5月21日(土)必着 ※応募多数の場合は抽選となります。

申し込み方法など詳しくはこちら↓
http://www.nagasaki-museum.jp/news/archives/367

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5)イベント情報
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イブニングライブ
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日曜日の夕方から夜にかけて活水女子大学音楽学部と
長崎大学教育学部の音楽家のみなさんが素敵な音楽を奏でます。

会場|エントランスロビー
※入場無料

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○イブニングライブBy活水女子大学
4月10日(日)(1)16:30-17:00 (2)18:30-19:00
http://www.nagasaki-museum.jp/museumInet/sca/eveScheduleView.do?id=3109&command=lecture
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○イブニングライブBy長崎大学
4月24日(日)(1)16:30-17:00 (2)18:30-19:00
http://www.nagasaki-museum.jp/museumInet/sca/eveScheduleView.do?id=3110&command=lecture
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■春のぽかぽか美術館  キッズふれアート はじめてミュージアム
2016年5月4日(水・祝)、5日(木・祝)10:00-16:00  
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5月4日(水・祝)、5日(木・祝)の2日間、子供と一緒に親子で楽しめるイベントとして、
「春のぽかぽか美術館 キッズふれアートはじめてミュージアム」を開催します。
ワークショップやおもちゃで遊べるコーナーなどを設け、子供たちが気軽にアートに触れ、
美術館に親しんでいただくための場を提供します。
館内ツアーやコンサート、ジャグリングに映画上映など内容も盛りだくさん。
また屋外の運河劇場には、県内で人気のお店が特別出店する「青空カフェ」を設置します。
参加無料です。ぜひご参加ください。

詳しくはこちら↓
http://www.nagasaki-museum.jp/event/archives/488

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6)ショップ
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くまのプーさん展グッズ好評販売中!
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くまのプーさん展特設ショップでは、大人気のぬいぐるみ(¥880-)や、
お子様にも食べやすいプリントクッキー(¥1000)、ポストカード(¥160)など
人気の商品を取り揃えています。
展覧会鑑賞記念にぜひご購入ください。

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《お問合せ》長崎県美術館 長崎市出島町2-1 tel095-833-2110
【開館時間】10:00-20:00
【休館日】第2・第4月曜(祝日の場合は翌火曜)
※4月25日(月)は臨時開館

《長崎県美術館メールマガジン》
 配信中止・配信先変更は、以下のホームページからアクセスできます。
http://www.nagasaki-museum.jp/

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