長崎県美術館 メルマガ増刊号(vol.16)
- 件名
- 長崎県美術館 メルマガ増刊号(vol.16)
- 配信日時
- 2006/6/6 12:03
メルマガ長崎県美術館増刊号
□───────────────────────────○2006/6/6
《最新情報》
■教育プログラム情報
○7/1(土)-8/27(日)
「Children’s Eye PHOTO -写真を撮ろう-」
会 場:アトリエ
写真家:山頭範之(やまがしらのりゆき)〈長崎県出身〉
長崎から「写真」は始まりました。上野彦馬が長崎の街風景を撮ったように、
2006年の長崎をファインダーを通して覗いてみます。
そして、フィルム現像から印画紙へのプリントまで、モノクロ写真のプロセス
を実際に体験して写真技術の原理を知り、「撮る・映す・焼く」とは何なのか、
写真の魅力に迫ります。
http://www.nagasaki-museum.jp/whats_new/kyouiku/photo.html
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アーティスト・イン・レジデンス:作家 山頭範之氏
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アーティスト・イン・レジデンスとは、作家を一定期間、招聘して、滞在中
の活動を支援し、創造的資源を地域に開いていく新しいプログラムです。
作家は滞在期間中、制作過程を公開すると同時に、作品展・ワークショップ
を行うなど、自ら地域と交流しながら活動を展開します。
今回の展覧会を前に、特別に作家の山頭氏に自己紹介をお願いしました。
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○作家自己紹介
山頭範之です。
自己紹介をということで、写真を撮るようになったきっかけでも書いてみます。
最初は旅です。
子どものころから世界旅行をするのが夢でした。大学生になって最初の夏休み
にインドに行った時、写真には興味もなかったので、使い捨てカメラを持って
いきました。日本に帰ってその写真をプリントしてみると、あの雄大な景色や、
色とりどりのサリーは全くもってしょぼいのです。
今思えば腕が悪いのですが・・・。次に大学3年生のとき一年間の旅に出ます。
この時中古のカメラを買っていきました。上海に着いた日、住宅街の路地で人
民服を着たシブイじいちゃんに撮っていい?と聞くと、ニカッと笑ってうんう
んと頷いてレンズをじっと見つめます。僕はじいちゃんの眼をファインダー越
しに見つめながらシャッターを切ります。この時、じいちゃんの眼が僕に何か
を語りかけているような不思議な気持ちになりました。
旅はまだ続きます。
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次号、メルマガvol.17にて続きをご紹介します。
お楽しみに!
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