長崎県美術館メルマガ(vol.171)
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- 長崎県美術館メルマガ(vol.171)
- 配信日時
- 2018/6/27 18:23
メルマガ長崎県美術館
□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━○2018/6/27
INDEX
1) 館長コラム
2)展覧会情報
・戦没画学生慰霊美術館 無言館 祈りの絵
・魔法の美術館:リミックス
・日本スペイン外交関係樹立150周年記念企画 スペイン現代写真展「Women&Women」
・長崎ゆかりの美術-デザイン:中山文孝
3)連続レクチャー:コレクション・イン・フォーカス
・スペシャル「講演:東松照明考」、「対談:東松照明と長崎」
・第3回「エドゥアルド・アロージョ《ハエの楽園》について」
4)ウィークエンドミュージアム
・第2回「星のカーテンをつくろう」
5)イベント情報
・イブニングライブ
・オリジナルバナーバッグ チャリティー販売 in 長崎県美術館
・2018ながさきみなとまつり「打ち上げ花火」鑑賞
6)カフェ
・「レモンスカッシュ」
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1)館長コラム
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「福島第一原発事故被害の町へ」 館長 米田 耕司
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今年の3月末で長崎大学の学長特別補佐だった山下俊一先生が退官され、
4月から福島県立医科大学に常勤副学長として再び就任されました。
山下俊一先生は、東京電力福島第1原発事故直後から、同大の副学長
として現地で緊急被ばく医療に携わってこられました。チェルノブイリ
原発事故の健康への影響の研究では100回以上現地に行かれた斯界の
権威です。長大を退官される今年3月、原爆と医療の講演会の聴講者を
6月23日に福島にご招待してくださいました。長崎から24人が参加し
被災地と同医大を視察しました。2011(平成23)年3月11日14:46、
マグニチュード9.0の東日本大震災から7年3か月以上が経ちました。
福島第1原発の事故後、福島県の一部区域では今も避難指示が続いて
います。政府が福島県内に設けた避難指示区域の放射線量の高い順に
「帰還困難区域」、「居住制限区域」、「避難指示解除準備区域」です。
帰還困難区域は年間に換算した放射線量が50ミリシーベルトを超えていた
区域で、政府が立ち入りを原則禁止しています。7市町村、対象住民は
2万4千人で、未だに帰還のメドが立っていません。現地で復興に
取り組んでおられる大熊町のボランティアや地域と連携する保健学の
准教授などの皆さんの先導で、山下先生と大熊町役場OBのレクチュアを
受けながらバスで案内していただきました。バスでの視察になったのは、
国道6号線が「二輪車・歩行」は禁止、自動車も帰還区域内での停車は
禁止、国道からの支道の部分や個人住宅までバリケードで封鎖するなど、
双葉町内から大熊町内までバリケードが続いていたためです。原発20キロ圏の
福島県双葉郡の南から、富岡町、大熊町、双葉町、浪江町の帰宅困難区域を
車窓から見てきました。どう見ても「異様」な光景でした。緊急避難して
数日で自宅に戻るつもりだった人々が帰れなくなった。「ここから帰還困難
区域(高線量区間を含む)/原子力災害現地対策本部」と書かれた看板が
いたるところに立っていました。帰宅困難区域の荒れ放題の田んぼ、
草木が伸び放題の民家、大熊町役場(大熊町役場大川原連絡事務所)。
役場の本来の機能は、まだ会津若松市にあります。大川原地区。
ここが、大熊町の復興拠点になるところです。帰還する住民用の住宅や、
東電社員、その他作業員の宿舎や事務所がたくさん建設されています。
数年後には、学校もこの地区で再開される予定です。学校は会津若松市の
仮設校舎や廃校となった校舎を借りて授業をしています。授業再開時は、
三分の二程度の児童生徒が在籍していましたが、一年ごとに半減し、
大町小と熊町小の卒業生のほとんどは中学入学時に大熊中以外の
学校を選択する状況です。双葉町の常磐自動車での空間放射線量が
最大の地点という電光表示板がありました。避難住民で戻ってきた人は
3-5%、後40年はかかるとも。チェルノブイリは後70年入ることも
できないそうです。大震災と原発事故についてテレビや新聞の報道で
知っているつもりでしたが、「百聞は一見に如かず」です。大変生々しく、
現地に行って意識が変わりました。
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2)展覧会情報
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■企画展示室
戦没画学生慰霊美術館 無言館 祈りの絵
いよいよ7月8日(日)まで
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長野県上田市にある無言館は、日中・太平洋戦争中に志半ばで戦場に
散った画学生たちの絵画を全国より収集し、家族への手紙などの
遺品とともに展示しています。本展では同館が収蔵する約140点を紹介。
愛する家族、馴れ親しんだ故郷を後にし、生きて帰ったらまた好きな絵を
描こうという希望を持ちながら、それが叶わなかった画学生たち。
彼らの遺した絵画が、私たちに生きることの尊さを無言で訴えかけます。
詳しくはこちら↓
http://www.nagasaki-museum.jp/exhibition/archives/1005
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■企画展示室
魔法の美術館:リミックス
7月21日(土)- 9月2日(日)
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2014年夏に長崎県美術館で大好評を博した体験型の展覧会が、装いも
新たに開催決定! デジタルとアートが融合する魔法の美術館は、
単に鑑賞するのではなく、「見て、触って、参加する」ことで
光や音が奏でる幻想的な作品を体感できます。今回は子どもから
大人まで世代を超えて楽しめる長崎初登場の17作品がやってきます。
只今前売り券好評販売中。
詳しくはこちら↓
http://www.nagasaki-museum.jp/exhibition/archives/1041
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■常設展示室 第1室
日本スペイン外交関係樹立150周年記念企画
スペイン現代写真展「Women&Women」
7月28日(土)-9月24日(月・振)
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スペインの現代写真界においてひときわ高い評価を得ている5人の
女性写真家たちの作品をご紹介します。独自の世界観と豊かな
イマジネーションに裏打ちされた各作家の多様な写真表現を
堪能できるまたとない機会となるでしょう。
詳しくはこちら↓
http://www.nagasaki-museum.jp/permanent/archives/405
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■常設展示室 第2室
長崎ゆかりの美術-デザイン:中山文孝
7月28日(土)-9月24日(月・振)
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長崎のグラフィックデザインの黎明期を担った中山文孝をとりあげ、
当館所蔵の日本画《長崎港の図》を中心に、ポスターやその原画、
デザインスケッチなどをあわせて展示します。
詳しくはこちら↓
http://www.nagasaki-museum.jp/permanent/archives/417
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3)連続レクチャー:コレクション・イン・フォーカス
会場|講座室
定員|40名
◎聴講無料、当日受付
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スペシャル「講演:東松照明考」
7月1日(日)14:00-15:00
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絶版となって久しかった東松照明の幻の写真集『太陽の鉛筆』
(毎日新聞社、1975)を新装版『新編 太陽の鉛筆』(赤々舎、2015)
として再び世に出すなど、常に東松の仕事を見つめ続ける今福龍太氏を
お招きし、汲めども尽きぬ東松作品の豊かな世界とその開かれた可能性を
お話しいただきます。
講師|今福龍太(文化人類学者・批評家)
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スペシャル「対談:東松照明と長崎」
7月1日(日)15:00-15:30
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長年にわたり東松を支え仕事の現場に立ち会い続けた東松泰子氏を
ゲストにお迎えし、今福氏との対談を通じ、東松の活動の実際について
お話しいただきます。
講師|東松泰子(東松照明オフィス INTERFACE代表)×今福龍太
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第3回「エドゥアルド・アロージョ《ハエの楽園》について」
7月15日(日)11:00-(約45分)
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現代スペインを代表する画家エドゥアルド・アロージョの大作
《ハエの楽園、あるいはヴァルター・ベンヤミンのポル・ボウでの最期》
(1999年)を読み解きます。
講師|福満 葉子(長崎県美術館 学芸専門監)
年間のスケジュールはこちら↓
http://www.nagasaki-museum.jp/news/archives/33
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4)ウィークエンドミュージアム
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<第2回>星のカーテンをつくろう
7月7日(土)16:30-19:00
7月8日(日)10:30-12:30、13:30-16:00
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月に一度、週末にワークショップを開催する企画「ウィークエンド
ミュージアム」。第2回は、きらきらと光を反射する透明なシートに
お絵かきして、自分だけの星空の世界をつくります。
会場|アトリエ
対象|子どもから大人まで(小学生以下は保護者同伴)
参加費|ひとり100円
制作時間|30-60分程度(目安)
※当日随時受付(最終受付は、各回終了30分前)
http://www.nagasaki-museum.jp/museumInet/sca/eveScheduleView.do?id=3737&command=education
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5)イベント情報
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イブニングライブ
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日曜日の夕方から夜にかけて活水女子大学音楽学部と
長崎大学教育学部の音楽家のみなさんが素敵な音楽を奏でます。
※入場無料
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○イブニングライブ by 活水女子大学
7月8日(日)(1)16:30-17:00 (2)18:30-19:00
http://www.nagasaki-museum.jp/museumInet/sca/eveScheduleView.do?id=3726&command=lecture
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○イブニングライブ by 長崎大学 Special
7月22日(日)(1)16:30-17:00 (2)18:30-19:00
http://www.nagasaki-museum.jp/museumInet/sca/eveScheduleView.do?id=3727&command=lecture
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オリジナルバナーバッグ チャリティー販売 in 長崎県美術館
7月28日(土)10:30-14:00 ※売切れ次第終了
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展覧会終了後に役目を終えたバナー(垂れ幕)を素材に使い、当館
アートボランティアを中心に一つひとつ手作りで制作したバッグを
チャリティー販売します。
売上金は、熊本地震で被災した文化財の救援と修復のための義援金として、
文化庁が呼び掛けている「文化財保護・芸術研究助成財団」へ全額寄付します。
価格:300円-2,000円程度 (大きさやデザインによる)
※売切れ次第終了
http://www.nagasaki-museum.jp/museumInet/sca/eveScheduleView.do?id=3851&command=lecture
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2018ながさきみなとまつり『打ち上げ花火鑑賞会』
7月28日(土)、29日(日)開場20:10- 打上開始20:30-
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「2018ながさきみなとまつり」で開催される花火を、屋上庭園にてご鑑賞いただけます。
7月28日(土)7,000発
7月29日(日)3,000発
◎入場無料
※荒天のため中止となる場合があります。
※喫煙・飲食物持込不可。
※混雑時、入場を制限する場合があります。
※時間は変更になる場合があります。
2018ながさきみなとまつり公式サイトはこちら↓
http://www.minatomatsuri.com/
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6)カフェ
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レモンスカッシュ 460円(税込)【期間限定】7月21日(日)-9月2日(日)
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期間限定で、夏季メニューに爽やかなレモンスカッシュが登場します。
レモンの酸味と炭酸の刺激が夏にぴったりのスッキリとした味わいです。
他にも夏にぴったりのメニューをご用意していますので、ぜひご賞味ください。
【カフェ営業時間】
・7月8日(日)まで10:00-18:00
・7月21日(土)-9月2日(日)10:00-20:00
・その他の期間は11:00-19:00
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《お問合せ》長崎県美術館 長崎市出島町2-1 tel095-833-2110
【開館時間】10:00-20:00
【休館日】第2・第4月曜(祝日の場合は翌火曜)
《長崎県美術館メールマガジン》
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