長崎県美術館 メルマガ(vol.26)

件名
長崎県美術館 メルマガ(vol.26)
配信日時
2007/2/27 16:18
本文
(vol.26)────────────────────────────

メルマガ長崎県美術館

□───────────────────○2007/2/27(毎月1回発行)

「3回目の春」

皆さんお元気ですか?
「呼吸する美術館」長崎県美術館も、もうすぐ3回目の春を迎えます。
2年前の春、私たちの美術館が産声を上げた時、ほとんどの職員の目は寝不足
で充血していましたが、予定通り開館できた喜びに満ちていました。
実際、一年で内容を作り、仕組みや機能を整備することは大変なことです。
その作業をほとんど地元から採用した十数人の一般職員でやり遂げたことは
いくら賞賛しても仕切れないくらいです。その上、頼りない館長を助けてく
れていたのですから、なおさらです。
今、準備を含めての3年間を振り返って思うことは、一番美術館が開いていた
のは開館の時だ、ということです。
もうすぐ、開館以来100万人の入場者を数えますが、成功という出来事は時と
して進化を忘れさせることがあります。美術館をはじめ人の心と触れ合う文化
施設にとって、完成という位置はありえないものです。人々が心の癒しと行き
所を探している時、時代や地域の変化に合わせて提供しなければならないもの
を提供し、行わなければいけないことを行わなければなりません。もう一度、
私たちはこの区切りの時点で、美術館の本来持っている目的と地域のために
果たさなければいけない義務を見つめなおして、さらに愛される美術館を築
くために邁進していかなければなりません。
今後とも長崎県美術館をよろしくお願いいたします。

長崎県美術館
館長 伊東順二

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《最新情報》

1)展覧会情報

■企画展 

○3/25(日)まで
『ベルギー王立美術館展』
ベルギー最大の美術館の所蔵品展。日本での本格的な公開は本展が初めて
となります。16世紀フランドルを代表する画家ブリューゲルから17世紀の
巨匠ルーベンス、19世紀のアンソールやクノップフ、そしてマグリット
やデルヴォーという20世紀のシュルレアリストまでの、厳選した87点により、
ベルギー美術400年の歴史を展望します。
http://www.nagasaki-museum.jp/whats_new/kikaku/index.html

○4/4(水)-5/17(木)
『北欧モダン デザイン&クラフト展』
スウェーデン、フィンランド、デンマーク、ノルウェー。その独特の風土と
穏やかな時の流れの中で育まれ、愛され続けてきた家具・食器・玩具など
約300点をご紹介する国内初の本格的展覧会。
北欧のライフスタイルを想像しながらお楽しみ下さい。
http://www.nagasaki-museum.jp/museumInet/sca/eveScheduleView.do?command=plan&id=229

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■美術館コレクション展
長崎県美術館の収蔵作品の大きな柱として、長崎ゆかりの美術とスペイン
美術を3,734点所蔵しています。常設展示室ではこれらの作品を年数回の
展示替えにより随時ご紹介いたします。

○11/29(水)-2007年3/25(日)
「長崎の美術2 長崎が生んだ風景画家 山本森之助展」
http://www.nagasaki-museum.jp/whats_new/jousetsu/yamamoto.html
○10/24(火)-2007年4/22(日)
「須磨コレクション2」
○2007年1/23(火)-4/22(日)
「菊畑茂久馬版画集『オブジェデッサン』」
○10/24(火)-2007年4/22(日)
「スペイン近現代美術2」
http://www.nagasaki-museum.jp/whats_new/jousetsu/index.html

※3/27(火)から31(土)まで、展示作業のため第1、2室を臨時休室いた
します。第3、4、5室は通常通り開催いたします。

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2)注目イベント

■ベルギー王立美術館展 関連イベント
○講演会『美術館でダンスを話そう-始原からベジャールまで』
 ◇講師:三浦雅士(評論家)
 ◇日時:3/17(土)13:00-15:00(開場は12:30)
 ◇会場:ホール 
 ◇料金:聴講無料(ただし、本展の観覧券が必要)
http://www.nagasaki-museum.jp/museumInet/sca/eveScheduleView.do?command=lecture&id=439

○学芸員によるギャラリートーク
 ◇日時:毎週日曜日(3/25を除く)14:00-14:30
 ◇会場:企画展示室
 ◇料金:本展の観覧券が必要です

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■美術館コレクション展 関連企画
○学芸員によるギャラリートーク
 ◇日時:毎週日曜日 15:00-16:00
 ◇会場:常設展示室
 ◇料金:観覧券が必要です 

○アートボランティアによるギャラリートーク
 ◇日時:毎週土曜日(3/31を除く)15:00-15:45
 ◇会場:常設展示室
 ◇料金:観覧券が必要です

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■アートミュージアム「イブニング・ライブ」

○3/11(日)By活水大学 ①15:00- ②17:30-
http://www.nagasaki-museum.jp/museumInet/sca/eveScheduleView.do?command=lecture&id=243

○3/25(日)中国・韓国・日本学生交流フォーラム2007 ①15:00-16:30
http://www.nagasaki-museum.jp/museumInet/sca/eveScheduleView.do?command=lecture&id=244

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3)教育プログラム情報

「アートクラブ参加者募集!」
5月にスタートするこどもアートクラブと親子アートクラブ、7月開催の
サマーアートクラブの参加者を募集しています。詳しくは、館内に置いて
あるリーフレットをご覧ください。
※お申し込みは専用ハガキで
※申込締切:こどもアートクラブ・親子アートクラブ4月20日必着、
      サマーアートクラブ7月8日必着

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4)今月のピックアップ
 「北欧モダン デザイン&クラフト展」当館学芸員 伊藤晴子談

北欧のデンマーク、スウェーデン、ノルウェーそしてフィンランドの家具、
食器、テキスタイルなど約300点をご紹介します。
独特の風土を背景に育くまれた美意識、そして小さな工場で作られる手工業
的な仕上がりは、わたしたちを暖かく包み込んでくれるようです。他国のデ
ザインが、次々に新しいモデルを発表し、わたしたちの消費欲をあおるのに
対し、北欧のデザインは過去のデザインに学びながら機能的で美しく飽きの
来ないデザインを目指しています。北欧の国々では、今なお、現代と過去の
デザイナーによるものが生産され、同じように販売されています。一点一点
ゆったりと時間をかけて製作された作品の数々を通じて、北欧の穏やかな生
活、そして文化を感じていただければ幸いです。

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5)ミュージアムショップ情報
  ミュージアムショップチーフ 林田美奈子談

ミュージアムショップでは、ベルギー王立美術館展に関連する作家の作品が
モチーフになったいろいろなアイテムがそろっております。マグリットのポ
ストカード(¥150)は94種類揃っており、中でも展示してあるという
こともあり「光の帝国」は大人気です。ルーベンスの絵画がパッケージのお
香(¥525)はミントの香りでとても爽やか。ストロベリーやカーネー
ションなど12種類の香りがあり、木製のお香立て(¥420)も販売して
おります。おもしろいものではリフティングイメージ(各¥2,835~)で、
これはブリューゲルやボッスの絵画の中に存在している平面のキャラクター
を立体のフィギュアにしてしまったものです。好評につき種類が増えて現在は
11種類になりました。作品のポストカードなどでそのキャラクターを探すの
がとても楽しいので、是非ショップに遊びにいらして下さいね。

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