長崎県美術館 メルマガ(vol.41)
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- 長崎県美術館 メルマガ(vol.41)
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- 2008/4/25 11:00
メルマガ長崎県美術館-おかげさまで開館3周年-
□───────────────────○2008/4/25(毎月1回発行)
開館3周年を迎えて
長崎県美術館 館長 米田耕司
昨春館長に就任してお蔭様で満1年が過ぎました。振り返ると人参
を追いかける馬のような一年間でしたが、とても楽しい思い出ばか
り浮かんできます。4月23日で開館3周年を迎えました。当館誕生
のため、設置準備を経て開館準備段階である胎児の時期に数々の努
力があり、多くの期待を基本的なコンセプト「呼吸する美術館」に
まとめ誕生しました。開館当初から活発に諸事業を展開して参りま
した。今日まで美術館の誕生と成長を助けていただき、ご支援して
いただいた館内外の多くの皆さまに感謝申し上げます。
新設館としてのこの3年間は人間なら「七五三の祝い」です。三
歳の男女が髪を伸ばす「髪置(かみおき)」の祝いでもあり、無事
成長したことを感謝し、これからの将来の幸福と成長をお祈りする
のが七五三の行事だそうです。館としましてはこれまでの活動を振
り返り、この3月に「平成17・18年度 長崎県美術館年報 №1」
と「長崎県美術館研究紀要 №1」を刊行しました。
美術館が4年目に突入し、私も2年目に入りました。年報や紀要
はこれまでの活動を振り返る糧です。これから新たな気持ちで飛躍・
発展を目指します。同時に少し「馬人参的な状況」から美術館を取
り巻く長崎県や日本・世界に想いを馳せて、過去3年間を振り返る
余裕も大切だと思います。そして、長崎県民の皆さまや来館者など
多くの皆さまと対話を深め、連携を図りたいと願っています。美術
館が市民生活に必要な存在となり密接な関係を実現するために、
(1)美術館活動の全行程を通じて(2)利用者(潜在利用者)の
全ての人びとと双方向の交流を図り (3)年齢、性別、学歴、国籍
の違いと障害の有無を乗り越えて(4)地域や世界と対話と連携を
していきたいと思っています。
美術館は生きています。私は「呼吸する美術館」のコンセプトを
大切にしています。息の子が「息子(むすこ)」息の女が「息女
(むすめ)」です。呼吸というのは命(いのち)のことです。血の
通う、温かい命の巡る、多様に交流する美術館を実現するためにが
んばります。見るだけでなく参加する美術館として町おこし・地域
振興に貢献し、クリエイティブで発想力豊かな次代を担う青少年を
育成していきたいのです。
どうぞ皆さま、倍旧のご協力・ご支援を引き続きお願い申し上げ
ます。
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INDEX
1)展覧会情報
2)注目イベント
3)コンサート情報
4)今月のピックアップ
5)カフェ情報
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1)展覧会情報
■企画展
○4/5(土)-5/25(日)
「福山雅治『 PHOTO STAGE3- 残響 - 』」
福山雅治初の写真集『f5.6のハロー1/125のサヨナラ』を中心とし
た作品群と、大村克巳、瀬尾浩司、ハービー・山口、OIDA HIDEO、
4人の写真家が捉えた「被写体 福山雅治」、そして参加する5人の
作家がリスペクトする「植田正治の作品」で構成されます。また、
故郷長崎で幾度か敢行された福山雅治と大村克巳のフォトセッション
から生まれた作品が初めて公開されます。
http://www.nagasaki-museum.jp/whats_new/kikaku/index.html
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■美術館コレクション展
長崎県美術館は、主に長崎ゆかりの美術とスペイン美術を収集して
います。常設展示室ではこれらの作品を年数回の展示替えにより
随時ご紹介いたします。
※5/2(金)から5/18(日)までの期間限定で、常設展示室は無料で
ご入場いただけます。
○3/12(水)-6/8(日)
「医学史展覧会-長崎にもたらされた西洋医学-」
○3/12(水)-6/8(日)
「川原慶賀と江戸後期の長崎派」
○3/25(火)-6/22(日)
「須磨コレクション1」
○3/11(火)-4/27(日)
「瀧口修造/アントニ・タピエス『物質のまなざし』 」
○3/25(火)-6/22(日)
「スペイン近現代美術1」
http://www.nagasaki-museum.jp/whats_new/jousetsu/index.html
《展示替え》
○4/28(月)-7/13(日)
「ゴヤ『戦争の惨禍』」2
http://www.nagasaki-museum.jp/museumInet/sca/eveScheduleView.do?command=standing&id=379
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2)注目イベント
■美術館開館3周年企画
○米田館長講演会
「風景画の楽しみ方-描かれた房総-」
◇日時:4/26(土)14:00-15:30(開場13:30)
◇会場:ホール
◇定員:先着100名
◇料金:聴講無料
http://www.nagasaki-museum.jp/museumInet/sca/eveScheduleView.do;jsessionid=2035DF8D87E1238195D1FA40F84653DB?command=lecture&id=714
○講演会「スペイン美術と日本」
◇講師:マリア・ピラール・カバーニャス・モレーノ
(マドリード、コンプルテンセ大学教授)
※スペイン語逐次通訳付
◇日時:4/27(日)14:00-16:00(開場13:30)
◇会場:ホール
◇定員:先着100名
◇料金:聴講無料
http://www.nagasaki-museum.jp/museumInet/sca/eveScheduleView.do;jsessionid=2035DF8D87E1238195D1FA40F84653DB?command=lecture&id=715
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■『美術館コレクション展』関連企画
○学芸員によるギャラリートーク
◇日時:毎週日曜日 15:00-15:45
◇会場:常設展示室
◇料金:観覧券が必要です。
○アートボランティアによるギャラリートーク
◇日時:毎週土曜日 (1)13:30-14:15 (2)15:00-15:45
◇会場:常設展示室
◇料金:観覧券が必要です。
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■長崎帆船まつり関連イベント
「打ち上げ花火鑑賞」
長崎帆船まつりの関連イベントとして開催される「打ち上げ花火」を、
当館展覧会鑑賞券等をお持ちの方に限り、先着200名様まで屋上庭園
にてご鑑賞いただけます。
◇日時:4月26日(土)・27日(日)
◇入場20:00、打ち上げ開始20:50-(20分程度)
◇1,000発程度
◇場所:美術館屋上庭園
◇定員:先着200名
入場条件など詳細はこちら
http://www.nagasaki-museum.jp/museumInet/sca/eveScheduleView.do;jsessionid=FF91E5736BD21E5A1392AA474CA689DD?command=lecture&id=728
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■「平成19年度[第11回]文化庁メディア芸術祭 受賞作品」
「第13回学生CGコンテスト 動画部門 優秀作品上映」
日本におけるメディア芸術コンテストの最高峰、文化庁メディア芸術祭
受賞作品と、協賛事業でもある学生CGコンテストの「動画部門」の受賞
作品を大型映像装置「アートビジョン」と館内「ホール」で上映します。
メディアアートの現在を見ることができる貴重な映像を、大画面で鑑賞
したい方はアートビジョンで、座ってゆっくり鑑賞したい方はホールで
お楽しみ下さい。
【アートビジョン上映日時】※視聴無料
○「平成19年度[第11回]文化庁メディア芸術祭 受賞作品上映」
5/1(木)-6/29(日) (1)11:00-12:20 (2)16:00-17:20
http://www.nagasaki-museum.jp/museumInet/sca/eveScheduleView.do?command=other&id=723
○「第13回学生CGコンテスト 動画部門 受賞作品上映」
5/1(木)-6/29(日) (1)13:00-14:20 (2)18:00-19:20
http://www.nagasaki-museum.jp/museumInet/sca/eveScheduleView.do?command=other&id=724
【ホール上映日時】※入場無料
○「平成19年度[第11回]文化庁メディア芸術祭 受賞作品上映」
5/6(火・祝)14:00-15:20
6/8(日)10:30-11:50
○「第13回学生CGコンテスト 動画部門 優秀作品上映」
5/6(火・祝)15:30-17:30
※アートビジョンでは受賞9作品のみ、ホールでは受賞9作品及び最終
審査ノミネート8作品の計17作品を上映します。
(関連企画)
○平成19年度[第11回]文化庁メディア芸術祭「アニメーション部門」
短編作品上映会
5/5(月・祝)14:00-17:00
6/8(日)13:00-16:00
受賞作品上映では見ることが出来ない、「アニメーション部門」短編
作品集の中から17作品を、ホールにて2日間限定で上映!
http://www.nagasaki-museum.jp/museumInet/sca/eveScheduleView.do?command=lecture&id=727
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■イブニング・ライブ
毎月第2・4日曜日の夕方から夜にかけて活水女子大学音楽学部と
長崎大学教育学部の音楽家のみなさんが素敵な音楽を奏でます。
『美術』と『音楽』の融合…あなたの日曜の夕方から夜の過ごし方
に加えてみませんか?
○5/11(日)By活水女子大学 (1)16:30-17:00 (2)18:30-19:00
http://www.nagasaki-museum.jp/museumInet/sca/eveScheduleView.do?command=lecture&id=684
○5/25(日)By長崎大学 (1)16:30-17:00 (2)18:30-19:00
http://www.nagasaki-museum.jp/museumInet/sca/eveScheduleView.do?command=lecture&id=685
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3)コンサート情報
次回企画展「ヴィクトリア&アルバート美術館所蔵 初公開 浮世絵名
品展」の関連企画としてピアノデュオコンサートを開催します。この展
覧会とコンサートがセットになったお得なチケットを発売中です。座席
に限りがありますので、チケットのお求めはお早めに。
ドビュッシーの「交響詩《海》」の初版の表紙に使われたのは、葛飾北斎
の《冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏》だった…。その2台ピアノバージョン
が長崎初演を迎える!
「ヴィクトリア&アルバート美術館所蔵初公開浮世絵名品展」
開催記念企画 井谷俊二・右近恭子ピアノデュオコンサート
◇日時:6月14日(土) 20:15開演(19:45開場)
◇会場:エントランスロビー
◇料金:一般 3,000円・大学生以下 2,000円(展覧会観覧料を含む)
プレミア・パートナーズ会員 2,000円(コンサートのみ)
詳細はこちら>>
http://www.nagasaki-museum.jp/museumInet/sca/eveScheduleView.do;jsessionid=FBFDCB4204C5E152A23421DEC03A23E0?command=lecture&id=716
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4)今月のピックアップ
「ゴールデンウィークの楽しい過ごし方」 広報 古賀恭子
いよいよ今年もゴールデンウィークの季節がやってきました。
実はこの時期、美術館は多彩な企画が満載です。GWを楽しく過ごした
い方、ぜひ美術館をおでかけプランに加えてみてはいかがでしょうか?
では、その企画をご紹介します。
まず、GWに帆船祭りを見に行く予定の方、当館の屋上庭園にお立ち寄
り下さい。入館は無料の当館、屋上庭園ももちろん無料スペースです。
その景色はいつ見ても心癒される美しさ。長崎港が一望でき、新緑の
山々や爽やかな風を感じるこの季節、帆船鑑賞には絶景ポイントです。
4月26日(土)、27日(日)に開催される帆船まつり関連企画「花火
大会」では、当館屋上庭園を開放します。美しい夜景と、今にも落ち
てきそうな大迫力の花火を見られます。※花火鑑賞についての詳細は
お問い合わせ下さい。
また、県民ギャラリーで開催される「医学史展覧会-長崎から現代医学
への系譜-」(会期:5月2日-18日)の期間中、HONDAのロボット「ASIMO」
がやってきます。医学発祥の地である長崎において、医学の歴史的資料
や長崎大学ゆかりの歴史所蔵を展示する同展で、進化していくテクノロ
ジーと医療の今後を、テクノロジー進化の産物でもある「ASIMO」を通じ
て感じていただく機会となるでしょう。
HONDA「ASIMO」のイベントは、5月3日-6日、10日、11日、15日-18日
(※当日10時から整理券を配布します。)
前号でも当館学芸員伊藤が詳しくお伝えしましたが、この医学史展覧会
は、当館常設展示室でも開催しています。県民ギャラリーで開催される
のと同じ期間、シーボルト記念館所蔵の重要文化財を特別公開します。
さらに、5月2日(金)-18日(日)の期間は常設展示室が無料です!!
第1・2室で開催されている医学史展覧会はもちろん、第3、4、5室
で展示している当館収蔵作品コレクション(須磨コレクションやピカソ
などのスペイン近現代美術)を何度でも鑑賞できるお得な企画。
先入観なしに自分だけで鑑賞し、当館学芸員やアートボランティアに
よるギャラリートークを聞きながら鑑賞すると、楽しみ方が何倍にも
広がります。まだ鑑賞したことがない方は、ぜひご利用下さい。
そして作品上映のお知らせです。
当館の屋外入口にある大きなモニター、縦4m、横7mもあるこのモニ
ターの名前は「アートビジョン」。LEDでできているため消費電力も
節約できる優れものです。
このアートビジョンで、「平成19年度[第11回]文化庁メディア芸術祭」と
「第13回学生CGコンテスト」の受賞作品を5月1日(木)から6月29日(日)
まで上映します。屋外で上映するためもちろん視聴は無料。
どんなものか見てみたい、そう思われる方は上映時間に来ていただければ
気軽に鑑賞することができます。座ってじっくり鑑賞したい方は、
5月6日(火・祝)に館内ホールでも上映しますので、こちらでご鑑賞下さ
い。ホールも入場無料です。
また、5月5日(月・祝)、6月8日(日)の2日間限定で、受賞作品上映で
は見ることが出来ない「文化庁メディア芸術祭アニメーション部門」短編
作品の中から17作品をホールで上映します。商業作品だけでなく自主制作
も多い短編作品は、一般には見る機会が少ないのではないでしょうか。今
回上映する内容は、子どもからお年寄りまで楽しみながらアニメーション
の現在をご堪能いただけます。
ほっと一息つきたい時は、当館カフェへどうぞ。新作パフェの他に、パス
タやカレーなどのフードメニュー、そしてなんとワインやビールなどの
アルコールもあり、運河を眺めながらくつろぐひと時は最高です。もち
ろんショッピングも楽しめます。ミュージアムショップには数々のオリ
ジナルグッズが入荷しており、他にない商品をお求めの方には必見の
スペースです。詳しくはこちらをご参照下さい。
http://www.nagasaki-museum.jp/goods/goods/index.html
美術館は知的なエンターテインメントゾーン!?そんな気持ちにさせる
GWの各種企画は、お一人でもよし、カップルでもよし、もちろん家族で
も、どんな方と来られても楽しめる場所です。皆様のお越しをお待ちし
ています。
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5)カフェ情報
特別メニュー「桜いちごのHARU パフェ」期間限定(5/25まで)
長崎県美術館カフェでは、フランス料理界の巨匠・上柿元 勝氏がFB
(フード&ビバレッジ)プロデューサーに就任し、食と芸術の融合を
テーマとしたより質の高いメニューをご提供しています。
その上柿元氏が、企画展「福山雅治『 PHOTO STAGE3- 残響- 』」
をイメージし、さわやかな春を感じるオリジナルスウィーツ「桜いち
ごのHARU パフェ」(700円 税込)を創作しました。
春の香りただよう桜のアイスクリームやイチゴのシャーベットが口の
中でとろけるように広がり、厳選された「さちのかいちご」など数種
類のフルーツが彩りを演出。チョコレートソースや生クリームがクッ
ションとなり、長崎名物「カステラ」を上品にアレンジ。さわやかで
贅沢なオリジナルスウィーツです。5/25(日)までの期間限定特別
メニューですので、この機会にぜひご賞味下さい。
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《お問合せ》長崎県美術館 長崎市出島町2-1 tel095-833-2110
【休館日】第2・第4月曜(祝日の場合は翌火曜)
※4/28(月)は臨時開館
《長崎県美術館メールマガジン》
配信中止・配信先変更は、以下のホームページからアクセスできます。
http://www.nagasaki-museum.jp/
長崎県美術館──────────────────────────