長崎県美術館 メルマガ（vol.52）
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- 長崎県美術館 メルマガ（vol.52）
- 配信日時
- 2009/1/27 12:46
メルマガ長崎県美術館
□────────────────────────○2009/1/27
INDEX
1)館長コラム
2)展覧会情報
・企画展
・小企画展
・美術館コレクション展
3)注目イベント
・「世界大風呂敷展 -布で包む ものと心-」関連企画情報
・みんなのアトリエ マリーニ＊モンティーニのてづくりバレンタイン
・イブニングライブ
4)ミュージアムショップ情報
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1）館長コラム
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「去年今年 念頭の想い」 長崎県美術館 館長 米田耕司
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初の試みとしてお正月限定で三が日を無料招待日として開館しました
ところ、ファミリーでの来館、帰省された親類・友人をご案内の方々など
約3000人がお越しくださいました。元日は家族で過ごす日のようで少し
少なかったですが、2・3日には沢山のご利用がありました。
一月もあっという間に月末となりました。「去年今年（こぞことし）
貫く棒の如きもの」という高浜虚子の名句が浮かんできます。
「行く年来る年」は歳末の季語、「去年今年」は新年の季語ですが、
大晦日と元日といっても昨日と今日ではないか。しかしそこには棒の
ように一貫した生活や人生があるという、あっけらかんとした句で
大好きです。
今年も当館は、皆さんとともに美術館の使命達成のために貫く棒の
ように諸活動を推進して参りますのでどうぞご協力の程をお願い申し
上げます。
美術館で生活していると企画展などは会期を終えると跡形もなく
消えていきます。淋しいといえば淋しいですが、しかし良い思い出は
残っています。
行く年を振り返ると春の福山雅治さんの「PHOTO STAGE3-残響-」、
夏の「V＆A美術館所蔵 初公開 浮世絵名品展」「ホセ・マリア・
シシリア展」秋の「舟越保武展」そして冬、年末・年始をはさんでの
「ダニ・カラヴァン展」が1月18日に終了したばかりです。それぞれの
展覧会の楽屋話に忘れがたい思い出があります。福山さんとは昨年の
ランタン祭の折、崇福寺でご住職様と夜の食事をしていたところカメラ
を持って撮影にきた彼とばったり。その時の蝋燭の灯りを撮った作品も
会場に展示。記者会見の後福山さんの母校・稲佐小学校の校歌の歌詞を
差し上げたら、FM生放送で歌ってくれたことも懐かしいです。初公開の
浮世絵展では、日本にはない貴重なコレクションが沢山展示され、
旧友で監修者の永田生慈さんがびっくりするほどの内容で、展示のため
V＆A美術館から来日のリジー・ケイポン女史も感激して、帰国後このまま
ロンドンで展示したいといっていました。「舟越保武展」では次男の
舟越桂さんと夜遅くまで展示作業をして、翌朝のオープニング式で
「父はこの作品を創るために脳梗塞になったと思える作品」を会場で
教えてもらったことも忘れられません。ダニさんとオープン前日遅くまで
展示作業をしていた時、魚料理を食べたいというので夕食を行きつけの
家庭料理のお店に、ダニさんと長女ノア（アートディレクター）と三女
ヤエル（舞踊家）ご姉妹と共同開催者の酒井忠康世田谷美術館長らと
行きました。カラヴァン家の人々は（お孫さんまで）皆さん日本食が大好き
だそうで、長崎の焼き魚、煮魚、刺身など郷土料理を堪能し、見事綺麗に
平らげました。ユダヤ人で、親戚の多くをナチスのホロコーストで亡くした
彼の思いは、被爆地長崎への思い入れが深く共鳴し、オリジナル・
インスタレーション6作品を長崎のために発表してくれました。
国際巡回展ではありましたが、長崎だけの特別な展示公開ができました
こともうれしいことでした。
さて現在開催中の「彭城貞徳展」は、明治初期の工部美術学校の一期生で、
浅井忠、小山正太郎、松岡寿らの同級生であった長崎出身の洋画家を
とりあげた展覧会ですが、むしろ長崎市民より県外の美術関係者が遠方より
観にこられています。これだけの作品数を集めての展観に担当学芸員は
アメリカまで調査に行き頑張って展示構成しています。この長崎の誇る
洋画家の作品展は3月8日まで開催中です。どうぞご覧になってください。
最後に1月27日からはじまりました「世界大風呂敷展-布で包む ものと心-」
はお正月早々に職員はじめボランティアの皆さんといろんな包み方の
講習会を何度もやりました。ビンや西瓜、本やエコバック包みなど、
モノに合わせた包み方は、容器に合わせる西洋式と違い、着物や履物などに
共通する人やモノに合わせて包み込む包容力があります。3月22日まで
開催しています。日本文化の魅力と世界の風呂敷文化の多様性をお楽しみ
ください。
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2)展覧会情報
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■企画展（企画展示室）
○2009/1/27（火）-3/22（日）
「世界大風呂敷展 -布で包む ものと心-」
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近年、繰り返し使えるというエコロジー的な点や多機能性、そして
それに伴う包まれたかたちの美しさにより見直されつつある風呂敷。
日本と世界各地に伝えられるその風呂敷（布）の文化を紹介します。
また美しいテキスタイルが知られるヨーガン・レールによる新しい
風呂敷の提案も行います。
詳しくはこちら↓
http://www.nagasaki-museum.jp/whats_new/kikaku/index.html
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■小企画展（常設展示室第１・２室）
○2008/12/18（木）-2009/3/8（日）
「長崎の美術４ 生誕150年記念 彭城貞徳」展
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「長崎の美術」シリーズ第4弾として、長崎出身の画家・彭城貞徳
（1858-1939）をご紹介しています。彭城は、日本洋画の開拓者・高橋
由一に油絵を学び、日本近代洋画の黎明期を支えました。
本展は、館蔵品だけでなく、全国から集めた作品を合わせて展示し、
彭城の芸術を多角的に検証する回顧展です。
詳しくはこちら↓
http://www.nagasaki-museum.jp/whats_new/jousetsu/sakaki.html
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■美術館コレクション展
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長崎ゆかりの美術とスペイン美術を年数回の展示替えにより随時ご紹介
しています。
○開催中- 2009/2/8（日）「須磨コレクション３」
○開催中- 4/21(火）牧野宗則「有明海シリーズ」
○開催中- 2009/2/8（日）「スペイン近現代美術３」
詳しくはこちら↓
http://www.nagasaki-museum.jp/whats_new/jousetsu/index.html
《展示替え》
○2009/2/10（火）-5/10（日）「須磨コレクション４」
http://www.nagasaki-museum.jp/museumInet/sca/eveScheduleView.do;jsessionid=133AB6DD4A70EA164C8788072FF0C904?command=standing&id=377
○2009/2/10（火）-5/10（日）「スペイン近現代美術４」
http://www.nagasaki-museum.jp/museumInet/sca/eveScheduleView.do;jsessionid=133AB6DD4A70EA164C8788072FF0C904?command=standing&id=386
3)注目イベント
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■次回企画展「世界大風呂敷展 -布で包む ものと心-」関連企画
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誰でも参加できる裏千家呈茶会や、風呂敷文化を深く学べる講演会、
知って得する楽しいワークショップなど、多彩なイベントが満載です。
あなたのとっておきの包み方を募集する風呂敷の包み方コンテストも
開催します。奮ってご応募下さい。
詳しくはこちら↓
http://www.nagasaki-museum.jp/whats_new/kikaku/furoski.html
関連企画情報一覧
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○講演会「日本のふろしき、世界のふろしき」 ※要事前申込
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日時：2/8（日）14:00-15:30
講師：熊倉功夫（林原美術館館長、国立民族学博物館名誉教授）
会場：ホール
定員：120名
※聴講無料。ただし、本展の観覧券が必要。
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○「茶道裏千家呈茶会」※参加無料。当日受付。先着順。
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日時：2月8日（日）10:00-12:30、2月15日（日）11:00-14:00
会場：エントランスロビー
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○「風呂敷の包み方コンテスト」 ※参加者募集！
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募集期間：2月1日（日）-15日（日）
展示期間：2月17日（火）-3月15日（日）※3月5日（木）結果発表
出 品 物： 風呂敷包みの写真（全体を写したもの）
※当館ＨＰに掲載している必要事項をご記入の上、下記メールまで
お送り下さい。
mail :furoshiki@nagasaki-museum.jp
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○「包み方ワークショップ」※要事前申込。参加者募集中！
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（１）風呂敷を使ってみませんか？ -エコバッグから世界の包み布まで-
日時：2月21日（土）14:00-15:30、対象：一般30名
（２）親子でふろしきあそび 日時：2月22日（日）10:30-12:00
対象：小学生とその保護者15組
（１）、（２）ともに
講 師：小林万里絵（千里文化財団研究員）
参加料：無料（ただし、高校生以上は鑑覧券が必要です。)
会 場：アトリエ
申込締切：2/6（金）必着
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○「風呂敷制作ワークショップ」※要事前申込。参加者募集中！
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（１）わたしのための包むもの 日時：2/28（土）10:30-16:30
（２）こどものための包むもの 日時：3/1（日）10:30-16:30
（１）、（２）ともに
講 師：carioca（カリオカ）
対 象：一般各15名
参加費：1500円（展覧会の観覧料を含む）
会 場：アトリエ
申込締切：2/6（金）必着
※（２）は、小さなお子様も同じ会場で遊べるスペースをご用意しています。
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■みんなのアトリエ
マリーニ＊モンティーニのてづくりバレンタイン
※申込は締め切りました。当日見学可。
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絵本作家marini＊monteany（マリーニ＊モンティーニ）さんのワーク
ショップ。大切な人への想いを込めた贈り物を入れる「小箱」をつく
ります。会場内には、marini＊monteanyさんの作品原画も展示されます。
◇日時：2009/2/7（土）・8日（日）
①11:00-13:00 ②14:00-16:00（各回30分前から受付開始）
◇場所：アトリエ
詳しくはこちら↓
http://www.nagasaki-museum.jp/whats_new/kyouiku/atelier.html?command=education&id=902
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■イブニングライブ
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毎月第2・4日曜日の夕方から夜にかけて活水女子大学音楽学部と
長崎大学教育学部の音楽家のみなさんが素敵な音楽を奏でます。
『美術』と『音楽』の融合…あなたの日曜の夕方から夜の過ごし方
に加えてみませんか？
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○活水女子大学による演奏
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◇日時：2/8（日）（１）16:00-16:30（２）18:00-18:30
◇場所：エントランスロビー ※無料
詳しくはこちら↓
http://www.nagasaki-museum.jp/museumInet/sca/eveScheduleView.do;jsessionid=72432EC5CD6EE7EF032AB23AEDEC2018?command=lecture&id=752
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○イブニングライブ・スペシャル
「第４回国際学生交流フォーラム」 by長崎大学
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◇日時：2/22（日）15:00-17:00
◇場所：エントランスロビー ※無料
詳しくはこちら↓
http://www.nagasaki-museum.jp/museumInet/sca/eveScheduleView.do;jsessionid=72432EC5CD6EE7EF032AB23AEDEC2018?command=lecture&id=753
4)ミュージアムショップ情報
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「風呂敷展ショップのご案内」
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ミュージアムショップチーフ 林田美奈子
風呂敷展期間中、１階ショップと２階展覧会会場出口で、さまざまな
柄やサイズの風呂敷はもちろん、エコ関連グッズも販売しています。
エコグッズの中で特にエコに敏感なおしゃれな女性におすすめなのが、
ゴミになるはずのテントの端切れを使って作られたバッグです。
色は白・生成りのナチュラルなトートバッグ(10,290円)や、グリーン・
ブルーなどのショルダーバッグ(13,440円)までお好みの色と形をどうぞ。
また、オーガニックカカオビーンズで作られたチョコレート（504円）は
チャイやローズヒップとラズベリー、ヘーゼルナッツ、など7種類の味が
あります。風呂敷と合わせてバレンタインプレゼントにいかがでしょう。
その他100パーセント生分解する洗濯洗剤やオーガニックコットンタオル
などさまざまなエコグッズを揃えて皆様をお待ちしております。
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《お問合せ》長崎県美術館 長崎市出島町2-1 tel095-833-2110
【開館時間】10:00-20:00
【休館日】第２・第４月曜（祝日の場合は翌火曜）
《長崎県美術館メールマガジン》
配信中止・配信先変更は、以下のホームページからアクセスできます。
http://www.nagasaki-museum.jp/
長崎県美術館──────────────────────────
