長崎県美術館 メルマガ(vol.61)
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- 長崎県美術館 メルマガ(vol.61)
- 配信日時
- 2009/9/30 12:24
メルマガ長崎県美術館
□────────────────────────○2009/9/30
INDEX
1)臨時休館のお知らせ
2)館長コラム
3)展覧会情報
・企画展
・美術館コレクション展
4)注目イベント
・ながさき音楽祭2009 in 長崎県美術館
・イブニングライブ
5)今月のピックアップ
・「東松照明展-色相と肌触り 長崎-」の楽しみ方
6)ミュージアムショップ新着情報
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1)臨時休館のお知らせ
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臨時休館日時
10月5日(月)10:00-14:30 ※14:30-20:00は開館いたします。
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都合により上記日時は臨時休館いたします。ご迷惑をおかけして申し訳
ありませんが、ご理解を賜りますようお願いいたします。
(通常休館日)第2・第4月曜(祝日の場合は翌火曜)、年末年始
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2)館長コラム
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開館からの入館者数 200万人突破
長崎県美術館 館長 米田耕司
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9月29日(火)の12時に開館以来の入館者200万人を達成しました。
長崎市立南陽小学校4年生一行の美術館見学でした。平成17年4月23日
開館以来、約4年5ヶ月でのことでした。当初計画では、来年の平成22年
12月頃に達成の計画を、1年2ヶ月ほど早く上回る結果になりました。
開館の平成17年度は開館効果もあって約61万人。平成18年度は約40万人で、
平成19年3月18日に100万人を達成しました。平成19年度は約34万人で
緩やかに下降線を描いて減少していましたが、平成20年度の当初目標の
30万人を35万人に上方修正して取り組みましたところ、約36万5千人の
入館者を得て今年度に突入しました。
入館者数が予想を上回り、早く達成できた理由を考えてみました。
(1)昨年の年間アンケートでは、入館者の72%がリピーターであり、
10回以上来館のハードリピーターも21%と多い。地域に根ざした
都市型美術館として、多くの県民の皆さまにご利用いただいていること。
(2)福山雅治さんの写真展やジブリの絵職人・男鹿和雄展、影絵の
藤城清治展などの、ポピュラーな展覧会の展覧会の開催も反響を
呼びました。県外からも多くの来館者を得たこと。
(3)スクールプログラムやアートクラブなどの教育普及・生涯学習事業の
地道な活動にご理解をいただき、年間を通して多くの学校や美術ファンの
ご利用が少しずつ増加していることなどがあります。
これらの背景に、開館以来の美術館のマーケティングに基づく各部門の
スタッフはじめボランティアの皆さまや警備、清掃、機械保守などの全職員の
チームワークによる美術館活動への理解と実践がありました。
さらには、私たちの美術館活動を県内外に広報宣伝などご協力いただいた
マスコミの皆さまはじめ長崎県、県内各自治体の皆さまの支えがあって
達成できました。大変感謝いたしております。
私は、県民・市民を中心に美術館のオーディエンスを大切にした館運営を
目指しています。来館者数の増加を推進すると共に、数だけでなく来館者の
満足度を大切にした美術館活動の質の向上にも取り組んで参ります。
今回の200万人突破に際して、かつて彫刻家・北村西望先生の東京・
井の頭公園内のアトリエでいただいた色紙に「たゆまざる 歩みおそろし
かたつむり」の句を思い出しています。美術館の活動は紙を一枚ずつ
積み重ねていくように、一歩ずつ美術館の使命達成に向けて頑張って参る
所存です。これまでのご協力、ご支援に感謝し、300万人に向かって
新たなる歩みを始めています。
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3)展覧会情報
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■企画展(企画展示室)
○10月3日(土)-11月29日(日)
「東松照明展 -色相と肌触り 長崎-」
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戦後日本を代表する写真家、東松照明(とうまつしょうめい)の新作展。
長崎県内各地の独特の文化を捉えた「町歩き」シリーズ、長崎原爆資料館や
浦上天主堂所蔵の被爆遺物を撮影した作品、1961年より伴走するように
撮影を続ける被爆者の姿、東松が廃材のコンピューターチップを組み
合わせて創り出した自身の分身でもある「キャラクターP」を各地で
撮影した作品「キャラクターP」シリーズなど、1970年代から撮り続けた
膨大なカラー作品の中から、厳選された初公開作品を中心に310点を
一堂に公開します。
詳しくはこちら↓
http://www.nagasaki-museum.jp/whats_new/kikaku/index.html
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■美術館コレクション展(常設展示室)
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長崎ゆかりの美術とスペイン美術を年数回の展示替えにより随時ご紹介
しています。
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第1・2室
7月30日(木)-11月8日(日)「館蔵名品展-長崎ゆかりの美術-」
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第3室
9月15日(火)-2010年1月11日(月・祝)
「須磨コレクション(テーマ展示2 スペインの風俗)」
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第4室
7月28日(火)-11月8日(日) ダリ版画集「パンタグリュエルの滑稽な夢」
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第5室
9月15日(火)-2010年1月11日(月・祝)「スペイン近現代美術2」
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パティオ前
7月30日(木)-11月8日(日)
「ながさき音楽祭2009 開催記念 山本森之助作品 特別展示」
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詳しくはこちら↓
http://www.nagasaki-museum.jp/whats_new/jousetsu/index.html
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4)注目イベント
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■ながさき音楽祭2009 ギターコンサート スペイン音楽の夕べ
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スペインをテーマにしたギターアンサンブルをお楽しみ下さい。
◇日時:10月11日(日)15:30-16:30
◇会場:エントランスロビー
※入場無料
詳しくはこちら↓
http://www.nagasaki-museum.jp/whats_new/event/2009music.html
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■イブニングライブ
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開館以来、毎月第2・4日曜日の夕方から夜にかけて活水女子大学音楽学部と
長崎大学教育学部の音楽家のみなさんが素敵な音楽を奏でてきた
イブニングライブも、次回いよいよ100回目を迎えます。これを記念し
スペシャルバージョンでお届けします。
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○イブニングライブ100回記念スペシャルBy長崎大学
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第1部は、読み聞かせコンサートなどでも活躍をしている、高月晶子
さんをお迎えした朗読と音楽のコラボレーション。
第2部は、木管アンサンブルで久石譲作品メドレーや、ポエの楽しい
トークとショウタイムなどで楽しい時間をお届けします。
◇日時:10月25日(日)(1)16:00-16:30 (2)18:00-18:30
◇場所:エントランスロビー
※入場無料
詳しくはこちら↓
http://www.nagasaki-museum.jp/museumInet/sca/eveScheduleView.do;jsessionid=97A76ECA77D5A41B4F4D27F2AE4ED1B3?command=lecture&id=1049
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○イブニングライブ101回記念スペシャルBy活水女子大学
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第1部は、学生によるフレッシュなステージ。活水ならではの美しい
コーラスが「101クワイヤーズ」として登場します。
第2部は、スペイン音楽を中心に、3人の教員が秋の夕べに、
しっとりとした演奏を聴かせます。
◇日時:11月8日(日)(1)16:00-16:30 (2)18:00-18:30
◇場所:エントランスロビー
※入場無料
詳しくはこちら↓
http://www.nagasaki-museum.jp/museumInet/sca/eveScheduleView.do;jsessionid=97A76ECA77D5A41B4F4D27F2AE4ED1B3?command=lecture&id=1050
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■「大好きな長崎へ音楽のプレゼント」第4弾
-ドイツ 3大‘B’を弾く-
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ドイツ3大‘B’と言われるバッハ、ベートーヴェン、ブラームスの
名曲をピアノ&ヴァイオリンでお届けします。
◇日時:10月29日(木)18:30-19:30
◇会場:エントランスロビー
◇定員:着席60席、他立見
※入場無料[但し、着席には特別招待券(無料)が必要]
◇主催:長崎大学経済学部「企業メセナ研究会」
◇共催:長崎県美術館
詳しくはこちら↓
http://www.nagasaki-museum.jp/museumInet/sca/eveScheduleView.do;jsessionid=B189C16B5113B59B01816DD8083F2A6D?command=lecture&id=1102
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5)今月のピックアップ
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「東松照明展-色相と肌触り 長崎-」の楽しみ方 学芸員 伊藤晴子
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いよいよ「東松照明展-色相と肌触り 長崎-」が始まります。被爆の
実情を世界に知らしめた土門拳らとの共著『hiroshima-nagasaki
document 1961』から約50年、長崎シリーズの集大成「長崎マンダラ」展
から約10年、待望の長崎シリーズ新作展です。
展覧会の趣旨についてはまた後日。今回は、展覧会を観た後の楽しみ方を
ご提案させていただきます。
東松さんの長崎作品は大部分を「町歩き」シリーズが占めています。
長崎市内で歩いていない道はないともいわれ、東松さんは、町歩きを
「画家がデッサンを重視するように、否それ以上のウエイトをかけて
写真家は町歩きをする」として、写真家にとって「きわめて重要な
行動パターン」であると位置付けています。実際、撮影地を訪ね歩いて
みると、歩くことでしか見えない景色や人に出会えます。ということで、
展覧会鑑賞後は、図録片手に東松さんの「町歩き」を辿ってみては
いかがでしょう。一瞬ですが「東松の目」になったような心地よい錯覚をも
覚えるはずです。そして、もう取り壊されている・・・など、街中の小さな
時の移ろいも肌に沁みこむように実感出来るのではないかと思います。
ちなみに東松さん曰く、坂道が多いので、バスで山頂まで登ってから、
歩いて降りるのがお勧めだそうです。
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6)ミュージアムショップ新着情報
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「写真・カメラグッズが充実」ミュージアムショップチーフ 林田美奈子
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ショップには写真やカメラ関係のグッズが入荷しています。
思い出の写真と一緒にお気に入りの小物をディスプレイできる
ボックス型フォトフレーム(SS-L 840円-3,360円)は、例えば海で
撮った写真とその時拾った貝がらを、海外旅行で撮った写真とチケットや
コインなどと一緒に飾ることができます。アクリルでできているので
どの方向から見ても楽しめます。
ウェットスーツなどに使われる素材を使用したデジカメケース
(2,100円-2,205円)は伸縮性と耐久性が高い上にスタイリッシュで、
色はブラック・オリーブ・レッド・ドット柄から選べます。
面白いステーショナリーグッズも揃っています。新聞紙をリサイクルした
鉛筆やマッチの形の消しゴム、大小5つのサイズの穴がある鉛筆とぎなど、
見るだけできっと楽しめますよ。
また、東松照明展オリジナルポストカード(10枚セット 1,050円、1枚105円)
新作20種類作成しました。図録と合わせて展覧会の感動をお持ち帰り下さい。
(10月3日から販売)
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《お問合せ》長崎県美術館 長崎市出島町2-1 tel095-833-2110
【開館時間】10:00-20:00
【休館日】第2・第4月曜(祝日の場合は翌火曜)
※10月5日(月)10:00-14:30は臨時休館。同日14:30-20:00は開館
《長崎県美術館メールマガジン》
配信中止・配信先変更は、以下のホームページからアクセスできます。
http://www.nagasaki-museum.jp/
長崎県美術館──────────────────────────