長崎県美術館 メルマガ（vol.70）
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- 長崎県美術館 メルマガ（vol.70）
- 配信日時
- 2010/5/28 12:45
メルマガ長崎県美術館
□───────────────────────○2010/5/28
INDEX
1)館長コラム
2)展覧会情報
・企画展「山下清展-放浪の天才画家」
・次回企画展「長澤英俊展-オーロラの向かう所 」
・美術館コレクション展ピックアップ（エル・グレコ展示関連企画）
・小企画展「長崎の現代作家３ 城戸孝充／中島洋和 」
3)教育普及・生涯学習事業
・みんなのアトリエ『手作りの未来地図』
・明日を拓く日韓合同こども美術交流展（長崎会場）
4)注目イベント
・イブニングライブ
5)カフェ情報
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1)館長コラム
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「都市や地域の活性化への新たな出発」 館長 米田 耕司
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開館5周年記念の諸事業が始まりました。4月17日にオープンした
「山下清展-放浪の天才画家」(6月20日まで)は、5月25日に入場者が
3万人を超えました。親子連れなど多くの皆様にご鑑賞をいただいています。
「山下清展」会場の後半に特設した『長崎県をぶらりぶらり』のコーナーに、
長崎三部作を展示しています。1956年（昭31）作の「グラバー邸」（約10号）、
1963年（昭38）作「長崎風景」（約60号）は長崎港を眺望した作品、
同年作の「長崎の景色」（約60号）は蝶々夫人屋敷を描いたものです。
この約60号の2点は当館会場のみの公開です。2007年（平19）に開催した
「長崎コレクション2 十八銀行コレクション」展にて展示したもので、
是非今回もう一度山下清の作品群の中で位置づけて展示したいと
思っていました。本展開催前日の4月16日に関係者とプレスのプレビューで
山下浩さんとご一緒に作品を鑑賞しました。山下浩さんは山下清の甥
（実弟・辰造の長男）で「山下清鑑定会」を設立し、清の作品及び著作権の
管理と鑑定に携わっています。十八銀行所蔵のこの2点の作品を見た
山下浩さんは「存在は知っていたが今回初めて見る作品。清の貼り絵作品では
最大のもので、代表作に匹敵する」と感激されました。
会場の出口付近に山下清の記録映画「はだかの天才画家 山下清」
（1957年・昭32）を上映しています。30分のドキュメントには、
昭和30年代初期の風景や、貧しいけれども心豊かな日本が随所に見られます。
作品と同時にこの映画も見て欲しいと思っています。
また、前号にて紹介しましたエル・グレコ「聖母戴冠」の特別展示も好評です。
4月24日からの公開ですが5月14日に入場者1万人を達成しました。公開から
20日ほどでのことです。日本でエル・グレコが見られるのは東京・上野の
国立西洋美術館と岡山・倉敷の大原美術館の2ヵ所のみです。エル・グレコの
「聖母戴冠」は世界で5点しかありません。長崎県美術館で10月24日まで
展示公開していますので、どうぞこの機会にご鑑賞ください。
この他、戦後日本を代表する奈良原一高の写真展「奈良原一高
『人間の土地』」（4月20日-6月13日）では、奈良原のデビュー作であり、
また1954-57年（昭29-32）という軍艦島の最盛期を記録した貴重な作品を
紹介しています。
「北部九州の陶芸」（6月13日まで）では、当館所蔵の中から酒井田柿右衛門、
今泉今右衛門など九州を代表する陶芸家の作品を中心に展示しています。
須磨コレクション「須磨彌吉郎が見たスペイン美術1」（7月25日まで）は
エル・グレコの特別展示にちなみ、「中世的なものへの憧憬」
「ドン・キホーテ精神のスペイン」、「エスパーニャ・ネグラの系譜」という
３つのテーマを設けスペイン美術の特質を紹介しています。
イブニングライブでは、『開館5周年スペシャル』として5月9日活水女子大学
「『日本の歌』を集めて-野に咲く花のように」、5月23日長崎大学
「アンサンブル・ポエスペシャルライブ『風に寄せて』」と題した音楽イベントが
行われました。
本年度は、講演会やアートクラブ、スクールプログラム、ワークショップなどを
活発に展開し教育普及・生涯学習活動の面でも充実を図ります。
長崎県美術館の開館以来のコンセプト「呼吸する美術館」を具体化するため、
７つの柱である「都市、文化、教育、産業、島々、世界、アジア」を呼吸する
美術館として都市や地域を大きく活性化するために前進してまいります。
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2)展覧会情報
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■企画展（企画展示室）
○開催中-6月20日（日） ※まもなく終了！
「山下清展-放浪の天才画家」
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時代を超えて愛される放浪の画家・山下清（1922-71）。
今なお多くの人々を魅了してやまない素朴で美しい貼絵をはじめ、
ペン画、油彩画、日記など多様な作品と資料によってドラマに満ちた
彼の人生と芸術を紹介します。長崎の風景を描いた「長崎三部作」も特別公開！
詳しくはこちら↓
http://www.nagasaki-museum.jp/whats_new/kikaku/index.html
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■次回企画展（企画展示室）
○7月3日（土）-8月29日（日）
「長澤英俊展－オーロラの向かう所 」
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イタリアを拠点に活躍する世界的な彫刻家・長澤英俊（1940- ）。
水戸芸術館での個展以来、日本における約16年ぶりの本格的紹介となる
本展では、近年の大作を中心とした代表作約20点により、深遠で根源的な
長澤の世界を紹介します。現代美術ファン必見！
詳しくはこちら↓
http://www.nagasaki-museum.jp/museumInet/sca/eveScheduleView.do?command=plan&id=610
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関連企画 親子鑑賞会 参加者募集中！
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学芸員やエデュケーターとお話しながら、展覧会を鑑賞します。
参加のお子様にはプレゼントを進呈します！
日時：7月17日（土）（1）10:30-11:30 （2）13:30-14:30
※（1）（2）どちらかお選び下さい。
対象：大人２名まで+子ども（３歳-中学生）
定員：各10家族
料金：無料 ※ただし大人の方は本展の観覧券が必要です。
申込締切：7月4日（日）必着
お申込方法はこちら↓
http://www.nagasaki-museum.jp/museumInet/sca/eveScheduleView.do?command=education&id=1329
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■美術館コレクション展(常設展示室）ピックアップ
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常設展示室の第１室から5室では、当館所蔵の長崎ゆかりの美術とスペイン
美術を年数回の展示替えにより随時ご紹介しています。
※6月18日（金）から展示の都合により、出入口が通常とは逆になります。
現在開催中の展示はこちら↓
http://www.nagasaki-museum.jp/whats_new/jousetsu/index.html
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第4室
4月24日（土）-10月24日（日）
「開館５周年記念 プラド美術館所蔵
エル・グレコ《聖母戴冠》特別展示」
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長崎県美術館開館５周年を記念して、交流の覚書を交わしているプラド美術館から、
日本でも高い人気を誇るスペインの画家、エル・グレコ（1541－1614）の
《聖母戴冠》を特別展示しています。
詳しくはこちら↓
http://www.nagasaki-museum.jp/whats_new/jousetsu/purado_gaiyo.html
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関連企画 講演会 「プラド美術館の魅力-栄光の歴史とコレクション」
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スペイン国立プラド美術館は、日本からも毎年数多くの美術ファンや
旅行者が訪れる、世界屈指の西洋絵画の殿堂です。
エル・グレコ、ベラスケス、ゴヤ、ティツィアーノ、ルーベンスらの
傑作の数々が彩るそのコレクションの魅力を、スペイン王家500年の
歴史と絡めながら、わかりやすくご紹介します。
◇日時：6月12日（土） 14:00 -15:30
◇講師：川瀬佑介（当館学芸員）
◇会場：ホール
◇定員：先着100 名
※聴講無料（ただし、美術館コレクション展観覧券が必要です）
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関連企画 『ギターと絵画の交わるところ-スペインの魅力-』
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エル・グレコの時代から20世紀に至るまでのスペイン美術と
音楽400年の歴史を、ギター生演奏と学芸員のスライドトークを
交えながら辿る美術館オリジナル企画。
開館5周年を記念して、先着100名様を無料ご招待！
◇日 時：7月10日（土）16:00開演（15:30開場）
◇定 員：先着100名
◇演 奏：益田 正洋（クラシックギター）
◇トーク：川瀬 佑介（当館学芸員）
◇料 金：無料（ただし、美術館コレクション展観覧券等が必要）
詳細はこちら↓
http://www.nagasaki-museum.jp/whats_new/jousetsu/purado_event.html
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■小企画展(常設展示室）
6月18日（金）-9月12日（日）
「長崎の現代作家３ 城戸孝充／中島洋和 」
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長崎ゆかりの現代作家を紹介するシリーズ第三弾。今回は1970年代半ばより
常に現代美術の一線において活動をつづけている城戸孝充（1949- ）と、
長崎を拠点にユニークな活動を繰り広げている中島洋和（1969- ）を
紹介します。
深い思索に裏打ちされた城戸の神秘的な造形。見る者の積極的な参加を
促す中島のポジティヴな作品群。ともに長崎市生まれの二人のアーティストに
よる刺激に満ちた作品の数々をお見逃し無く！
【関連企画 ワークショップ参加者募集中！】
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「つなげて作ろう！ドロップボール（２）」 ※要事前申込み
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参加者体験型の作品「ドロップボール」の制作ワークショップです。
◇6月19日（土）、20日（日）11:00-15:00 ※どちらか1日
◇講師：中島洋和
◇対象：親子（子ども：小学生以上）-中学生
◇定員：各15名 ※申込み多数の場合は抽選
◇参加費：無料※各自昼食をご用意下さい。
◇申込み締切：６月11日（金）必着
お申込方法・詳細はこちら↓
http://www.nagasaki-museum.jp/museumInet/sca/eveScheduleView.do?command=education&id=1322
※同展の8月に開催するワークショップもあります。ワークショップ一覧はこちら↓
http://www.nagasaki-museum.jp/museumInet/sca/eveScheduleEducationIndex.do
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3)教育普及・生涯学習事業
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■みんなのアトリエ『手作りの未来地図』 ワークショップ参加者募集中！
7月10日(土）、11日（日）（１）10:00-12:30 （２）13:30-16:00
※どちらか1日、時間は（１）（２）のいずれか。要事前申込み
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長崎大学教育学部の学生によるワークショップ「長大生とアートすると」の
夏のプログラム。大学生のお兄さん、お姉さんとお話ししながら
、自分の未来地図を描こう！完成した作品は、アトリエで展示されます。
※展示期間：7月17日（土）-19日（月・祝）※展示後、作品は返却します。
◇場所：アトリエ
◇定員：各回25名
◇対象：小学生
◇参加費：一人100円
◇申込締切：6月23日（水）必着 ※申込み多数の場合は抽選。
お申込方法はこちら↓
http://www.nagasaki-museum.jp/museumInet/sca/eveScheduleView.do?command=education&id=1324
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■明日を拓く日韓合同こども美術交流展（長崎会場）
7月23日（金）-31日（土） 10：00-17：00
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当館と釜山市立美術館（韓国）を会場に、両国の子どもたちが制作した作品を展示します。
◇会場：アトリエ
※入場無料
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韓国・釜山のアーティストによるワークショップ（仮題）
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釜山市立美術館の「キッズ・イン・アトリエ」を当館で開催します。
釜山で活躍されている講師の先生とお話ししながら、みんなで
共同作品をつくっていきます。完成した作品は、当館アトリエと、
釜山市立美術館に展示されます。
◇日時：（１）7月23日（金）14：30-16：00
（２）7月24日（土）10：30-12：00
（３）7月24日（土）14：30-16：00
※（１）-（３）のいずれかを選んでください。
◇定員：各回30名
◇対象：小学生
◇参加 費：無料
◇申込締切：7月4日（日）必着 ※申込み多数の場合は抽選。
お申込方法はこちら↓
http://www.nagasaki-museum.jp/museumInet/sca/eveScheduleView.do?command=education&id=1326
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4)注目イベント
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■イブニングライブ
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毎月第2・4日曜日の夕方から夜にかけて活水女子大学音楽学部と
長崎大学教育学部の音楽家のみなさんが素敵な音楽を奏でます。
『美術』と『音楽』の融合…あなたの日曜の夕方から夜の過ごし方
に加えてみませんか？。
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○活水女子大学による演奏
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◇日時：6月13日（日）（１）16:30-17:00 （２）18:30-19:00
◇場所：エントランスロビー
※入場無料
詳しくはこちら↓
http://www.nagasaki-museum.jp/museumInet/sca/eveScheduleView.do?command=lecture&id=1192
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○長崎大学による演奏
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雨だれ（F.ショパン）、シェルブールの雨傘（ミシェル・ルグラン）など、
梅雨の季節にちなみ雨をテーマにした曲を演奏します。
◇日時：6月27日（日）（１）16:30-17:00 （２）18:30-19:00
◇場所：エントランスロビー
※入場無料
詳しくはこちら↓
http://www.nagasaki-museum.jp/museumInet/sca/eveScheduleView.do?command=lecture&id=1193
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5)カフェ情報
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出島の夏 龍馬パフェ登場
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カフェでは、これからの季節にピッタリの爽やかな夏のパフェを
ご提供しています。坂本龍馬も好んで食べていたと言われる長崎の
伝統菓子「カステラ」を帆の形にあしらい、ミント風味のパイナップルが
爽やかなフルーツパフェです。ぜひお試し下さい。
単品：700円（税込）
詳しくはこちら↓
http://www.nagasaki-museum.jp/goods/goods/cafe.html
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《お問合せ》長崎県美術館 長崎市出島町2-1 tel095-833-2110
【開館時間】10:00-20:00
【休館日】第２・第４月曜（祝日の場合は翌火曜）
《長崎県美術館メールマガジン》
配信中止・配信先変更は、以下のホームページからアクセスできます。
http://www.nagasaki-museum.jp/
長崎県美術館──────────────────────────
